小説
東洋水産のコンクールのやつ。 赤いきつねと、緑のたぬきが出てくるという条件(があったと思う)のコンクールに小説書いてました。
小説をお読みいただく前のお願い。 作中には、架空の精神病にかかったキャラクターが登場しますが、実在の精神病に対する偏見や差別を助長しようとする意図はありません。また、作中には、作中の世界においては架空の精神病という設定で『統合失調症』という…
はてなインターネット文学賞は、ネット上での反響も審査に入るみたいなので、私のような弱小ブロガーには、不利だと思うので、このブログを読んでる人とかは、ブクマしてくれてええんよ。 これです。kakuyomu.jp「コロナ」とは書いてないけど、コロナを題材…
このブログ記事の内容は全てフィクションです。実際の事件、人物などとは関係ありませんし、偶然似た事例があったとしても、それを毀損しようという目的はありませんし、私は絶対に責任をとりません。
かつて私は、はなてに置いて、今は消えたグループ日記で下ネタ小説を書いてました。グループの名前は、瓶投げ部。グループ機能(昨日ではない)が死んだ時に、日記のデータは輸出ポートしていて、パスコンの中では眠っていたわけですが、先日、ジャンププラ…
拝啓 id:sasuga8 様へ。 お元気ですか?私は元気もりもりです……と言いたかったのですが、日課だった珍棒磨き、夜の土俵入りの回数も減り、性的な衰えを感じる秋であります。さて、現在、はてなでは30周年ということで「インターネッツ文学発掘掘削堀り堀り発…
いつものように、VIPの転載ブログを流し読みをしていたら、ディスプレイの裏の壁の一部がパコっと外れて、おっさんが覗いていた。「やべっwww」と言って、おっさんは、ぴょっと隠れた。暫しの沈黙。
ほとんどの道具は生物の肉体の延長線上にある。ナイフは、爪や牙を強化したものでる。トンカチは肉体の硬質化と言えるし、ノコギリも……甲殻類などにはギザギザがある。様々な道具がある中で、ただ一つの例外は車輪だと言う。車輪を持つ生物はいない。車海老…
とある小説家に関してのオンライン企画に参加したことがある。小説家に質問を送り、採用されるとお返事が返ってくる。そして、その質問と回答が選りすぐられて、一冊の書籍になる。私は「若者の車離れ」に関して質問をした。お返事をもらいたい願望が強すぎ…
スパゲティを茹でるとき、捨ててしまう茹で汁のことを考えてしまう。大学生の頃、年上だけどサークルで同期だった奴が、「お酒はお尻から飲むのが一番酔うよ!」とか、「ナチスはすごいんだよ!人間から石鹸を作るんだ!」とか言っていたことも思い出した。…
「タンスの上とかにね。ずっと置いてたんやけど、この際、捨てることに決めたん。いつまでも捨てられへんでしょ。」「分かる分かる。」「でも、読み返してみると、青春やったなーって。」「私も、赤毛のアンとか。実家から持ってきたの、ずっと読んでたわぁ…
新聞にコンプレックスがある。小学の時に、ベニヤが剥がれたような木製のボロの玄関の戸が、金属製のドアにつけかえられた。ドア以外はボロだったのだけど、そのドアは、まるでテレビに出てくるお金持ちの家のドアのようだった。そのドアに、誰が犯人だった…
「全てのパチスロの設定が見える目が欲しいのか?それには、お前の寿命の残りの半分が必要だが、それでも欲しいのか?」目の前にいるのは、自称死神のスロッカスと名乗る背中に漆黒の羽のある全身が漆黒の大男。容姿がデスノートに出てくるリュークと完全に…
この世界の秋祭りは、どのようなモノなのか?と思いながら当日になったわけだが、俺の住んでいた世界、日本のそれと完全に一致していた。大きく違ったのは、この世界には電気はなく、灯りを灯すのは、レッドストーンランプであり、その動力(?)の分配は、…
ユウ君が見つかったのは、用水路の奥、暗渠(あんきょ)となっているところで、命には別条はなかったが、衰弱していた。「それでは、悪意を持って流布した訳ではないのだな?」この地方の領主だと言う男は、俺にそう問いただした。もちろん、悪意なんてなか…
ジャグラーとは、ノーマルタイプのパチスロである。ノーマルタイプとは、ボーナスのみで出玉を増やすゲーム性で、ジャグラーの場合は約300枚増えるビッグボーナスと、約100枚増えるレギュラーボーナスが搭載されている。ボーナスに当選すると、筐体のGOGOラ…
「縦に線を引きまして、そこに横線を足していくんです。」「線は何本引くんですか?」「そうですね。例えば、そこにいる人数だとか。」「じゃあ、あなたと私ですから、縦線は2本にしましょうか。」「あ。それはちょっと少ないかもですね。」保育園で行うお遊…
パチンコで1日6000円勝てるけど、寿命が1日縮むだって?バカバカしい。そんな力にすがろうってのは、よっぽどの貧乏人か、人生に絶望したヤツだ。俺は高給取り。年収はボーナス込みで一千万円を越えているし、あえて日給換算するなら三万円だ。6000円のため…
「あなたは、遊びが得意だって聞きましたけど、日本というところに住んでいた時に、子どもが喜ぶ遊戯とかなかったのですか?」俺がこの世界に転生してきて、最初に出会った女、可愛らしいオランダの民族衣装のような格好の少し痛い女だ。お互いに自己紹介を…
「漫画のデスノートには、相手の本名が見える目の能力があったけど、そういうのはないの?」1日6000円で寿命を売り飛ばすことに、抵抗を感じた私は、デスノートに登場するリュークと外見が完全に一致している死神スロッカスに聞いてみた。「あるぞ。どんな目…
「ほう君も日本から来たのか!異世界転生だな!」駐屯所にいた、ライザップのCMに出てきそうな自警団員は、大きな声で言い放った。自分でも、薄々そうじゃないか?と思っていたが、あまりに非現実的すぎるから、その可能性を否定していたが、筋肉ムキムキな…
パチスロに生命が輝く瞬間があるとすれば、その一つは「捲くった』瞬間である。捲りとは、競艇用語でもあると思うが、ボーナスやAT・ART中の上乗せなどで、勝ちが確定した1ゲーム、『捲くった』瞬間であり、歓喜と勝利、安心と欲望、感動、約束されたメダル…
その男の死に顔は、ファンキージャグラーの毒々しいとも言える紫色のゴーゴーランプに照らされていた。ファンキージャグラーで、7を揃える前に死んだヤツは、私は知った顔だった。いつも、一心不乱にジャグラーを打っているけど、目押しが不得意なヤツだった…
「それで、どんな能力に決めたんだ?」窓際にイカフライを置いておいたら、死神スロッカスはすぐ来た。はやすぎ。「宝くじの狙った当たり番号の中の任意の一桁が分かる能力をくれ。」「どういうことだ?一億円欲しくないのか?一桁とはどういうことだ?」ス…
「あなた、旅人の人ですか?」木陰にいた女は、俺に対してそう言った。林の側に人影を見て、近寄ってみたら、向こうから声をかけてきた。失礼な話だが、変な格好の女だった。なんと言えばいいんだろうか?オランダの民族衣装……という表現が正しいかは分から…
「金もなくてモテないお前に、金を稼げる能力を授けよう。」すごい動画サイトを見つけて、ほくほくとパソコンに向かっていた俺の前に、『スロッカス』と名乗った羽の生えた大男は、加えて死神だと言う。
目の前に青い空が広がっていた。ああ、死んだのか。俺が住んでいる町に、こんな空はない。ここは天国だろうか。もしかしたら、天国風の地獄かもしれない。生きている時に、何一つ人の役に立たなかった自分が天国に行けるはずがない。自分が死んだ時のことを…
「こんにちは、美しい日本(にっぽん)食研究科、細石君代(さざれいしきみよ)です。」「こんにちは、アシスタントの万博子(よろずひろこ)です。」「今日、ご紹介するのは、美味しいステーキの焼き方です。」「先生、ステーキは、日本食なのですか?」
近い内に死ぬ。 余命幾ばくもないらしい。具体的な病名を書こうかと思ったが、こんなブログだから、余計な炎上をしそうだから、それを避けるために病名は匿名だけど、長年避け続けていた健康診断を受けたら、結果が出た。精密検査を要する。
臨床心理学者・尾谷猿彦氏の最新の研究発表は、「学食で同じメニューを食べ続けたら、学食のおばちゃんに言わなくてもメニューが出てくる現象」に関するもので、その現象は、氏により「きしめん」と名付けられた。くしくも、氏の一つ前の研究発表、「学食で…