大学院卒ニート、しやわせになりたい。

働かないで、アフィリエイトとか、ユーチューバーで幸せになりたいです。

スポンサーリンク

【パチスロ異能小説】死神に寿命1日捧げると差枚で300枚あるいは景品交換で6000円で勝てる能力。

パチスロに生命が輝く瞬間があるとすれば、その一つは「捲くった』瞬間である。捲りとは、競艇用語でもあると思うが、ボーナスやAT・ART中の上乗せなどで、勝ちが確定した1ゲーム、『捲くった』瞬間であり、歓喜と勝利、安心と欲望、感動、約束されたメダル枚数など、様々な感情が入り交じることで、生命が高まり、時に光を発するという意見が支配的である。

f:id:yarukimedesu:20180414103904j:plain

さて、目の前に現れた背中に翼を持つ大男、漫画デスノートのリュークと完全に一致した容姿を持つ死神スロッカスは、寿命を捧げることで発動する異能を授けてくれるという。

「人間の寿命は1日6000円。西村康稔経済再生担当相も、吉村洋文大阪知事も、小池百合子東京都知事も、宇都宮健児弁護士も等しく6000円。メダルで言うと約300枚だ。」

人選に偏りを感じる。先日、ファンキージャグラーの前で死んだ男は、ジャグラーのビッグボーナスを引く異能を授かり、寿命を燃やし尽くし、死んだらしい。それを目撃してから、自分が使うなら、どんな能力にするか?そして、このパチスロ好きの死神を、どのように言いくるめることが出来るのか?そして、どのように能力を使い稼いで行くかを考えていた。

窓際に、端玉景品で貰えるような駄菓子を置くと、スロッカスはすぐに現れた。はやすぎ。

「その日の結果が差枚でプラス300枚にできる異能をくれ。」

「くくく。お前も、ジャグラーをペカらせる異能がほしいわけか?」

「いいや、そうじゃない。」

「ハナハナか?」

「それも違う。ペカらせて300枚得る能力じゃあなくて、その日の結果がプラス300枚、厳密に言うと交換の結果がプラスで6000円になる能力をくれ。」

「なるほど。以前に似た能力を授けたことがあったな。あれは、確かパチンコだったな。」

「その男は、どのような人生を送ったんだ?」

「その男に関しては、以前、はてなグループで小説として公開されていたが、はてなグループは消滅したから、誰も覚えてないだろうし、俺も覚えていない。くくく。」

(何、笑ってんだコイツ)

「いいだろう。ただし、その日の勝ち額というのは厳密に6000円で調節させてもらうからな。筐体の電源が急に落ちるとか乱暴なことはしないが、AT・ARTの上乗せ数などでも、余剰がでないように運命を操作する。」

「ああ、それで問題ない。」

「くくく。どうせなら、GOD揃いをひくなど豪華な能力にすればいいものを。」

「それだと寿命が5日分くらい捧げないといけないだろ?俺は、ささやかな願いでいいんだ。一日、パチスロで楽しんで、少し勝って帰る。そういうのでいいんだ。」

「なるほど。では、お前の望む異能を授けよう。」

パチスロを楽しむという部分が嬉しかったのか、機嫌の良さそうな声でスロッカスは言った。目の前に光の輪が浮かび上がり、私の両手を包んで、さらに発光し、その光は私の掌の内側に吸収された。異能を授かったということらしい。

「では、お前がどのように、その異能を使うか楽しませて貰おう。さらばだ。」

スロッカスは、窓際から飛び去った。異能を手にして、俺が始めたことは、徹底的なホール研究だった。勝てる店、勝てる機種、勝てる日などをネットで調べ、実際に店に行ったりもした。パチスロの勝ちの半分以上は店選びで決まる。

ジャグラーをペカらせすぎて死んだ男と、俺に大きな違いがあるならば、パチスロという遊戯のルールを把握し、設定を使う根拠などを推測しようとする姿勢であろうか。授かった異能も、1日の寿命を捧げることで得る金額は同じ6000円ではあるが、その意味は大きく違う。俺は6000円稼ぐために能力を使う訳じゃない。6000円というのは、あくまで保険だ。

スロッカスも気付いていた可能性は高いが、パチスロは勝てる台に座れれば、確率の下振れは起きるにしても、勝ち続けることができる。例えば、調べるとファンキージャグラーの設定6は勝率は92%と出てきた。昨今の6号機規制により、設定6は、より負けにくい機種スペックとなっている。

私が異能を授かってから行ったことは、ごくごく当たり前のパチスロ生活者の活動である。高設定を狙い行動する。ただ、他のパチスロ生活者と違うのは、確実に6000円は勝てるという部分である。寿命は1日消費する訳だが、できるだけ寿命を消費しないように立ち回った。例えば、ミリオンゴッド凱旋など、荒い機種で設定を掴みそこねて、投資が8万円を越えた時などに、能力を発動させて、負債が増えすぎないように注意した。

パチスロ生活者として行動する一方で、自分の行動にさらなる付加価値をつけるために、You Tubeチャンネルも開設した。通うホールでは、撮影許可を得て、実践動画も配信するようになった。本人の顔出しはしない「ごみくずニート」さんと完全に一致した動画スタイルだ。

当然かもしれないが、寿命を消費した回の方が、動画としては再生回数が伸びた。まどか☆マギカ2の投資5000枚からの大逆転動画では、ロングフリーズを2回引いてプラスに転じて、神動画と呼ばれ、再生回数も200万回を越えた。

56枚交換のギャップを無視して、差枚数だけで考えると、マイナス5000枚から、一気にプラス300枚になるのは、5300枚プラスになる必要があり、ボーナス込みでART純増が約2.0枚のまどか☆マギカ2であるなら、ARTは約2700G継続することになり、そのためのG数上乗せの連続は、圧巻と言える動画内容となった。

そして、稼働収入よりも、遥かに大きな金額をYou Tubeで得るようになった。最近では、神動画を作るために、死神に寿命を捧げている。どれだけ捲くっても、差枚はプラス300枚に収まるので、チャンネル登録者からは「300枚おじさん」と呼ばれている。


ユーチューバーとしての活動が安定して来た頃に、窓際に駄菓子を置いて、スロッカスを呼び出した。私の異能の使い方と捧げる寿命に関しては文句はないらしく、私のチャンネルにも登録してくれているらしい。

死神がYou Tubeを見ていることに驚かされたが、スロッカスから異能を受け取って、パチスロ演者として大成している人は多いらしく、スロッカスが挙げた数人は、全員知っている人だったし、私も、その一人となっていた。

「能力ってヤツは、使い方次第だな。まあ、俺はジャグラーの前で死ぬヤツも好きだがな。くくく。」

私は、それには返事しないでおいた。パチスロ生活者としての稼働収入も、動画収入も安定して、異能を発動する必要はないのだけど、月に1度くらいはYou Tubeチャンネルのカンフル剤として神捲り動画を作成するために、寿命を捧げてる。

視聴者は、神動画が、本当は死神動画であることは、知らないであろう。いや、実際には気付いているパチスロ演者もいるかもしれないが、今のところは連絡などない。

俺は、パチスロとYou Tubeで生きていく。だけど、それ以外の生きる道も模索したくて、オンラインサロンに入会した。パチスロ演者である108GAMESの「滅(めつ)」が主催するサロンだ。パチスロとは違うビジネスが展開できれば、と思っている。

いつか、同じ異能者として、彼と話す日も来るのじゃないかと期待している。


完?

死神から異能を授かったという設定の演者のモデルにしようかと思っているヤツ。

注)1GAMEのてつ氏は、死神から異能を授かっておりません。しらんけど。

これ書いたヤツの過疎チャンネル。

パーセント・エイジス - YouTube

前回にあたる内容。

yarukimedesu.hatenablog.com