「ちょ、神様。人間界荒れまくりなんですが。すっごいですよ。負のオーラ。」
「知らん!わしは知らん!」
「ちょ、ちょちょ、そんなの無責任じゃないですか!?」
「知らん知らん!わしは麦の植え方と刈り方を教えただけじゃ!後のことは全部知らん!」
※神様はロリ幼女です。
「いや、でも、無責任ですよ。知恵を与えておいて後は放置ですか!?」
「放置とは失礼な!わしは、霊長としての自由意思に任せてだな……。」
「その自由意思の表れがこれですか?みんな、承認欲求とか、こじらせとか、訳の分からないこと言っている始末ですよ!」
「な、何ぃぃぃ!?あ、ほんとだ!?貴様ら、キーボードを叩く暇があったら種を植えよ!人類め!」
「いや、そういうことは、ちゃんと神託しないと伝わりませんって。」
「ともかく、わしは知らん!人類が勝手にやってることじゃ。世界大戦とか、世界規模になったら考えんでもないが、ともかく知らん。」
「ノアの方舟とかやちゃってくださいよ。」
「ばかもの!わしがやるのは洪水のほうじゃ!なんじゃ、お主物騒なことを言いおるな、何か意見でもあるのか?んん?」
「…じゃあ、言わせて貰ってよろしいですか?」
「言うがよい。」
「痛々しいヤツが痛いことすると痛い人が痛々しい思いをするんですよ!なんとかしてくださいよ神様!」
「なんじゃ、藪から棒に。」
「これが、電界には現れないサイレントメジャーの声です!精神世界の乱れまくりは、神様にも責任がある!苦しみとは、静と動の間の軋轢にある!パーンとはじける人間爆弾は、まだ、まっしな方なんだ。人類には、許しと救いが必要なんですよ!」
「知らん知らん知らん!わしは知らーん!麦を植えて、刈っておれば良かったのに、勝手に進化して、勝手に傷つけあって、勝手に苦しんで、知らん知らん!わしは知らーん!種を植えろ!麦を育てろ!収穫しろ!そして、パンを焼け!ホームベーカリー!」
「こりゃいかん!知恵熱だ!神様がフィーバー(発狂)している!誰か、大人の人、呼んで来て!」
「知らん!知らん!知らん!わしは知らーん!」