未完で終了したアクタージュの描かれなかった最終回を脳内補完するために、1話から読み返しておる。16話まで。コミックス2巻ぐらいまで。
黒山映画のあの役。
伏線ぽいもの。夜凪景をスカウトした時点で、作りたい映画と配役の話が少し出ている。
最新話(打ち切り最終回)まで、その映画の詳細は出ていないが、以下のような感じじゃないかと想像する。
- 映画「たんぽぽ」で描かれた女性とは別の女性像。
- 黒山が戦地で出会った女性。たしか、戦場カメラマンのような経歴があったはず(うろ覚え)。
- 舞台「羅刹女」の稽古の時に、和歌月に話した銃で撃たれて血溜まりを作りながらも、自分を写してくれと言った女性の話。あれは、黒山の実体験で夜凪をキャスティングしようとしている役なのじゃないか?
初期の打ち切りサバイバル
1話もそうだったけど、初期は入浴シーンが多い。そして、デスアイランド編に入った頃に掲載位置が後ろの方になる。後、わりとシモネタっぽい台詞も多い。
連載初期にあって、いろいろなとっかかりが模索されてたのじゃないか?と思う。
以下からは、感想メモ。
1話。
若干のシモネタ台詞。オーディションの話。超面白い。
2話。
夜凪の拉致シーンとか、原作者の性癖を連想させてしまう。
3話。
黒山映画の「あの役」。たんぽぽとは違う、黒山の過去に関わる人物か?ドキュメンタリーで死んだ人とか。
4話。
エキストラを演じられない厄介さが、業界関係者を巻き込んでいくカタルシスある。
5話。
ラストからデスアイランド編開始。地味な展開に思えたけど、今思うと、展開早い。
6話。
チヨコ登場。わりと、非現実的な気がする。あと、初期は風呂シーン多い気がする。人気をつないどくための作戦だったのか?
7話。
デスアイランドオーディション開始。デスアイランド組のキャラも、大河ドラマ編の後に再登場の予定もあったんかもな。沖縄出身のヤツは、羅刹女で活躍したけど。
8話。
5分で殺し合いに発展というエチュードは、演劇関係者が喜びそうなマニアックな題材だけど、ちゃんとメジャーマンガになっとるな。
9話。
オーディション中に共演者が素に戻っちゃうってのは、共感性羞恥を刺激する。なるほど、夜凪景ってのは応援したくなる、キャラですね。
10話。
顔合わせで、スターズの天使さん。大活躍。共演者の作品めっちゃ見ている。夜凪景とは対照的であり、序盤のライバルとしての存在感がすごい。
11話。
デスアイランドクラインクイン前。掲載位置が、だいぶ後ろになった。俯瞰の視点とか、マニアックな気はする。
12話。
掲載位置めっちゃ後ろ。ラブコメ路線も意識されてたのか、夜凪景と沖縄のヤツとの絡みが多い。
案外、打ち切りサバイバルは、あったのかもしれない。
13話。
確実に打ち切り射程範囲だったけど、ジガ、ロボレザ、ノアズノート、ボウズビーツなどが爆散した結果、アクタージュが生き残ったと言える。
役に入ると、ゲロ不可避なのをカメラアングルで乗り切る話。すげえ面白いし、掲載位置下がっても、ぶれてないのが分かる。
14話。
デスアイランド参加組のスターズの役者とかは、今後も出番もありそうな感じだけど、全然なかったな。かなりのキャラが出ているけど、再登場してないヤツの方が多い。
15話。
今まで、破天荒でありながら常識側にいた手塚監督が天使の仮面の破壊を願う。エモい。応援したくなる主人公がいて、作品内の大人たちも呼応していくような感じが、とても良い。
16話。
湯島茜は子役出身。子役の大変さのニュアンスは、初期から少し語られてたわけか。
チヨコと夜凪の共演対決。心VS商品。この頃、掲載位置が悪いのは、やっぱり、内容がマニアックすぎるのじゃないかと思う。