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機械人形ナナミちゃん第1話感想・連載化と編集長の嗅覚、作品の匂いと目の放せない主人公、こんな展開が良かったな…。

以下のマンガを読みマンガ。


マンガ(ジャンプ)の感想ブログをもう9年もやっているので、ちょっとは身についたモノもあるだろうということで、感想を書いてみます。読んだ感想を一言で書いてみると「書き手の作品の匂いを感じたかった」と「もっと刺激的であって欲しかった」…という感じです。個人の感想です。

以下からは、掘り下げて書いてみます。

連載化と編集長の嗅覚。

最終的にボツにした編集長の考えは分からないですが、また、どういう規模の雑誌に掲載される予定だったかも分からないですが、自分が編集長の立場だったら…。

  1. この作品が掲載されることで雑誌の売上がプラスになる。
  2. 単行本になった時に○○冊は売れる。

という部分で嗅覚が働くのじゃないか?と。私は、メジャーなジャンプをメインに読んでいて、コミックスの販売部数の現実って分からないですが、例えば、5000冊売れる、1万冊売れる…という予感の部分でGoがでないと、最終的に連載に至るのは難しいのじゃないかな…と。

既存のマンガと比較して考える。

「連載」というのが前提でネット公開されていたので、その部分を意識してみると、もしもこの作品がジャンプに掲載されていたら?という観点で先ず考えてみました。内容的、テーマ的にジャンプには乗りそうにないですが、ジャンプNEXT!まで幅を広げると掲載される可能性はありそうです。

少女型アンドロイドがテーマとなっている既存作品を連想した時に、それに打ち勝つか?同じレベルにあるか?という部分も、編集長の嗅覚には影響しそうです。


以下からは、第1話を読んだ感想と「こうあって欲しかった!」みたいな部分です。

作品の匂い。

この作品で、作者が一番訴えたいことって何なのかな?と。不遇な状況にある主人公。少女型ロボットの製造や所持の規制や、単純所持の禁止等々は非実在性少年を連想させる部分でしょうか。

嫌な感じの親戚とか、クールにロボットを破壊するガラの悪そうな公務員の人々も、訴えかけてくるものがあります。しかし、それらの要素において、作者が最大限に訴えたい部分というのは何なのか?そういう匂いを感じ取りたかったです。もちろん、これは私の読解力の問題もあるので難しいですが、ロボット所持規制という世界観からスタートしている印象がありました。

全ての作品が書き手の心の柔らかい部分からスタートする必要もないと思いますが、シリアスで残酷な内容だからこそ、書き手の内面を削りとっているようなモノ感じたいと思いました。

目の放せない主人公。

あと、主人公がもっと弱くても良かったかな…と。ブコメ等々を見ていると展開が早い…とありますが、弱いようでそうでもないような印象を受けました。箇条書きにしてみると…。

  1. 親戚のひどい対応に心を痛めていたけど、すぐに自分に重ねてゴミ捨場に引き返した。
  2. 家の中は散らかっていたけど(作中の時間経過はあったけど)すぐに片付いた。
  3. 不登校の理由はいじめだけど、ドロップキックを食らわしていた。

という感じでしょうか。第2話からは、反体制的にナナミちゃんを守る立場になるのかな…と予想できますが、私の個人の感想としては、放っておいたら死にそう…くらいの暗い主人公が良かったです。

こんな展開が良かった。

「もっと刺激的であって欲しかった」の部分。これは、作者の心が発する「匂い」とは別の観点ですが、第2話を見たくて仕方がない!?と思える部分や、主人公とナナミちゃんが気になって仕方がない!というような展開です。第1話で一番残酷なのは3939が破壊されるシーンだと思いますが、もっと刺激的であって欲しかった。

第2話からの展開とか、作者が「こうしたい!」という部分を部分を全く無視して展開希望だけ書いてみると。

  1. 主人公が1回自殺未遂をする(ナナミちゃんが冷静に助ける)。
  2. 主人公が1度ナナミちゃんを破壊しそうになる。
  3. 主人公が色々と憤った結果、ナナミちゃんと女同士の関係になる。

という感じの刺激的なシーンが欲しかったな…と。これが入ると、3939の破壊シーンがメインである構成とは大きく変わりそうな気がしますが、もっと残酷で背徳的で影が濃い方が、物語の後半であるであろう(たぶん)光もより、明るくなるのじゃあないか…と。


と、以上で個人の感想でした。

おしまい。

せっかく書いたので、これがネットを介して伝わったら…と思いますが、アルファアルファーブロガー物語~影響力がないのはつらいよ、という感じです。