アオのハコ(三浦糀)。
ジャンプでスポーツ漫画もラブコメマンガも、よくありましたが、どちらも本気でやる漫画は少なかったと思います。しいて言うならば、クロス・マネジでしょうか。
両方やる漫画が少ないのは、スポーツが本気になればなるほど恋愛が遠ざかり、恋愛が中心の漫画は、スポーツが添え物になることが多いと思います。
いちご100%の主人公は、映画のことを全然やってないし、ニセコイの一条楽は、雑になんでも得意です。
ドミントン、バスケット、恋愛の三本柱スポーツ漫画。
アオのハコが珍しいのは、体育館(ハコ)が舞台となっている関係で、バドミントン、バスケットボールと2つのスポーツが題材であること。作者は、バドミントン経験者っぽいです(たぶん)。
主人公は、バドミントン部員。その幼馴染には、同じく体育館で練習している新体操部の女の子がいたりします。
ヒロインは、バスケット部。ジャンプでバスケ漫画と言えば、もちろん、スラムダンク、バレーボール使い郷田豪、黒子のバスケだと思いますが、女子バスケ部を描いた漫画は、思いつきません。
バドミントン漫画は、ジャンプではなかったと思いますが、バスケ漫画では、黒子のバスケの後にヒットしたバスケ漫画と言えるかもしれません。ただ、主人公はバドミントン部なので、バスケシーンは少ないですし、全体的にスポーツよりも恋愛シーンの方が多い目ではあります。
同居ラブコメを添えて。
主人公とヒロインが別種目で、同じ体育館で部活しているだけじゃあなくて、諸々の事情で同居することになるラブコメです。
ラブコメ24時間に突入しましたが、主人公は劣情に突っ走ることもなく、スポーツも真面目です。おそらく、作品のテーマとして、恋愛はスポーツの妨げになるわけではなく、前向きなパワーとなる…というのが、あるのじゃないかと思います。
この記事を書いてる現在、恋愛のせいでスポーツで失敗した人は漫画の中に出てきていません。
最終回の予想。
当初は、主人公とヒロインがゴールインしたら最終回だと予想しておりましたが、状況が変わってきました。おそらく、主人公の傷痍の人間の恋愛にも話はシフトしていきそうです。主人公の中学からの幼馴染であったり。
ヒロインは、主人公よりも一歳年上だから、卒業する年度が違います。だから、ヒロインの卒業にあわせて最終回になるのか?
あるいは、受験期のヒロインも描きつつ、主人公が高校三年生、ヒロインが大学一回生というラブコメに突入するかも?
あるいは、同居しているのはヒロイン側の親が海外で働いているという事情なので、ヒロインも海外に留学することになって、その別れが最終回になるのかも?
色々なラストエピソードが予想できますが、最後は主人公がプロポーズしちゃったりして、Twitter(X)は、「耳をすませばの再来やぁ!」と大盛りあがりするでしょう。
高校時代にスポーツに打ち込んだ二人の進路とか、未来の様子などを描いて、アオのハコ(体育館)でスポーツに勤しむ新世代が描かれて、物語は幕を閉じるでしょう。
読切の感想。
女バスと男バレのセンターカラー読切です。予告的にバスケットボール漫画と思いきや、男主人公はバレーボールのようです。ハイキューの後釜を狙っているに違いない(んなわけない)。
アオのハコ(三浦糀)感想「読みやすくて面白くて内容はなかった」連載化予想・ジャンプ感想35号2020年【ネタバレ注意】