相棒15第4話「出来心」感想。
今回は、牧師を騙った詐欺師の話。ある意味、神回でした。本当です。
風間杜夫さん詐欺師で出演!
まさかの出演。良い意味で昭和の演技と言いますか、年齢を感じさせない、ある意味、感じさせるハッスルな演技がワッフルでした。
相棒15は、初期シリーズを意識している節がありますが、今回の詐欺師もそんな感じでした。詐欺師っつっても、老人を狙ったオレオレ詐欺とかはしない、心と心のやりとりを大事にする真面目な詐欺師。
まあ、主なやつは、美人局。最近、テレビで見なくなった、お色気シーンとかあって、茶の間が気まずいっつーの!
山形弁「しぇめでくれ!やばち!」。
事件の始まりであり、締めにも関わってくる山形弁。作中での解説を振り返りましょう。
しぇめでくれ!
しめてくれ!とも言うようで「捕まえてくれ!」という意味。おそらく、縄で締めて捕まえる…から意味でしょう。
やばち!
「やばい!」じゃあなくて、やばち!なんでも、ふいにきた水気に対する不快感を発するための言葉のようです。急に水がかかったり、霧吹きでふきかけられたり…とか。
創作ってことはないでしょうけど、山形県民の人、解説はよ。
学習塾は詐欺師のビジネスチャンス。
作中で語られた詐欺師の話。あるあるなのかどうかは、分からん。創作っぽいけど、どうなんだろう?ビジネスチャンスな理由は…。
- 小学生、中学生、高校生には、教育商材詐欺。
- 子どもが成長して、大学生とか社会人になったら、資格取得詐欺。
とか、らしい。本当かな?と。
最上川舟歌と神様と古臭い話…だが、それがいい…。
物語のキーとなる、山形県のソウルソング。すごい初期の相棒を思い出させる感じ。主人公の少年時代と人生と、刑務所とか、死んだ母親とかのシーンが連なる。
すごい情緒豊かな…と思いつつ、すんごい古いドラマのような雰囲気。昭和だ、昭和のドラマだ…と。
平成も20年台後半になって、こんなドラマをやるとは…と思いつつ、だが、それがいい。
懐かしいような気持ちになって、神様のことを考えたりして、とても、今、充実した気分です。
関連記事。
15の初回から「呪い」という抽象的な話でビックリした。呪いと言いつつ、真相やトリックがあるだろう…と思っていたけど、最終的には「呪い」にふさわしい、そもそもどうやって解決すればよかったんだよ!という感じになる。
相棒15第1話「守護神」感想ネタバレ注意・来栖初恵(小野ゆり子)出演!呪いによる殺人?溺死の水の持ち運びと不幸の連鎖…救いのない結末ラスト…。 - 団劇スデメキルヤ伝外超
メインの登場人物たち。基本的に全員がヤニ中。最初は別々に特命係に依頼があったけど、全員が知り合いで、過去からの因縁があるという。
相棒15第2話「チェイン」感想ネタバレ注意・音尾琢真×大谷みつほ×原田健二出演!プルクワ(タバコの名前)吸いまくり!シナシアン(架空の毒物)で死にまくり!嫌煙の時代に愛煙家描きまくり! - 団劇スデメキルヤ伝外超
久しぶりにドラマで見た石井正則さん。小さい。他の出演者と並ぶと、それが際立ちますが、そういうのに触れる雰囲気じゃあない。
相棒15第3話「人生のお会計」感想ネタバレ注意・谷中(石井正則)出演神回!余命一年の入れ墨ヤクザ拳銃とドンペリタワーと殺人事件の真相と…。 - 団劇スデメキルヤ伝外超