すごいスマホ(肥田野健太郎:作画×冨澤浩気:原作)。
『ジガ』の作画を担当されていた肥田野健太郎先生が、新たなタッグでの新連載でした。スマホを題材にした漫画は、ジャンプでは初だったと思います。
ジガは、原作者が「ダイの大冒険」の三条陸先生だったことが、後年に判明して大変なことになってました。
デジタルルールが難しい。
『すごいスマホ』と呼ばれる超高性能のスマホを手に入れた人々で、デスゲームをする内容でした。勝利条件は、すマホ(すごいスマホ)持ちから、すマホを剥奪すること。
世の中に記録として存在することは、なんでも検索できるけど、所持者同士では検索できる内容に制限があったり、細かなルールが沢山でした。
そのルールを駆使しながら、他の所持者を特定したり、攻撃してくるのを回避したりするのですが、とにかく難しい。図解とかされてましたけど、難しい。
架空のガジェットから生まれるルールを把握するコストに対して、漫画から得られるメリット、面白さが少なかったように思えます。ルールの複雑さが漫画のウリだから、シンプル痛快展開は目指すところじゃなかったでしょう。
令和版デスノート打ち切り漫画。
デスノートは「相手の名前を知る」ことが勝利条件でした。すごいスマホは、名前や住所を知っていても勝ちじゃあなくて、相手を物理的に捕まえる必要があります。
世の中の全ての情報にアクセスして、ハッキングとうとうも行えるので、大規模な闇バイトを発生させて、タワマン襲撃事件が起きたりして、かなりダイナミックな話でした。
一般人が巻き込まれて、めちゃくちゃ死人が出てましたけど、死人が出ることがアンケ人気に繋がっていたか?と言えば、そうでもなかったようです。
残された伏線。
コミックス3巻には、描き下ろしがあるようですが、すマホと死者の関係。主人公と弟。敵側の事情。そもそも、すマホは何なのか?などの伏線が山のように残って終了しました。
謎だらけの物語であるなら、最後まで見たかったですが、明かされない物語ってのは、ジャンプの風情かもしれませんね。
最終回の感想。
23話「継続」
まさかの最終回。Qは、全一郎の全てを暴露し、すマホを放棄すると言う。Qの要求は、修に関することである。全一郎は、Qの要求を飲むことはやぶさかでないが、プライドがそれを許さない。果たして、物語の結末は…!?
すごいスマホ23話「継続」感想『打ち切り最終回!伏線超未回収!』あらすじ+24話予想・ジャンプ感想46号2022年【ネタバレ注意】
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