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灼熱のニライカナイ打ち切り最終回終了記念『価値観のアップデートと世相と需要』【ジャンプ感想子供部屋おじさん】。

灼熱のニライカナイ打ち切り最終回終了記念。

hatena的には、全然話題になってませんでしたが、べるぜバブの田村隆平先生の新連載「灼熱のニライカナイ」が打ち切りで最終回した。FC2ブログでも書いたけど、こっちでも書こうと思った。

WJあるあるの一世を風靡した作者でも、楽勝で打ち切りに終わるあの現象に関して。実は、田村隆平先生と私は同年代(かたや漫画家、かたや子供部屋おじさん)ってことで、余計に思うこともあるのかもしれない。

FC2ブログで書いた、以下のような内容を掘り下げた記事にしようと思う。

「べるぜバブ」は、田村先生が描きたいモノと時代が合致したんだと思う。実は、私は最初から最後まで読みましたけど、べるぜバブは、そこまで刺さらなかった。腹ペコのマリー、灼熱のニライカナイなどを通して、田村先生の作風は一貫していると思うけど、世間に媚びるとかじゃあなくて、何かをブラッシュアップする必要があるのじゃないかと思った。
灼熱のニライカナイ47話最終回「epilogos」ジャンプ感想29号2021年【ネタバレ注意】

価値観のアップデートと世相と需要。

お笑い実力刃なる番組で、バカリズムさんが「毎年、単独ライブを行う理由」を話されていた。それは、常に最新であるためと、ネタづくりなどに関して、常にアップデートしたいからだと言われていた。

つまり、ネタづくりとか、ライブをしない期間が開けば開くほど、再開した時に懐かしさが先出し、数年間ぐらい世間の流れから外れたところに、ある価値観(ネタ感)でネタ作りをすることになり、見たお客さんは「バカリズムのネタ、懐かしい!」って感じになってしまう。それをよしとしないために、バカリズム氏は毎年ライブをするそうだ。


漫画家という職業は、間をあけることなく連載を続けることは難しい。前作の腹ペコのマリーは、2017年の10月に終了して、灼熱のニライカナイは、2020年の6月から開始した。約3年。

そもそも、初連載のべるぜバブは、番外編が終了したのは、2014年の年末だったりする。だいたい3年毎に連載をされていた感じですね。

で、腹ペコのマリー、灼熱のニライカナイと読んでみて、田村隆平作品の作風というのは大きく変わってないと思う。連載三作品とも、神話などが題材になっているのが印象深い。

笑いに関して。

冒頭で書いた記事には、笑いに関して、以下のように書いていた。

笑いの部分に関しては、たぶん、ダウンタウン世代だと思うのだけど、世の中が「第7世代」とか言い出しているので、ギャグの方も変化が必要なのかもしれない。

田村隆平作品の特徴は、ギャグありシリアスだと思う。序盤はコメディな話が多いけど、ぶっちゃけ、コメディに関しては滑り倒していたのじゃないか?と思った。私は好きだけど、第7世代とか大好きな中高生に刺さっていたんだろうか?

例えば、ダウンタウンの笑いは、今の若者に指示されているのだろうか?ダウンタウンは、圧倒的な地位にいるけど、WJは、あのNARUTOの作者の岸本斉史先生すら打ち切りで終わったりする(サムライ8八丸伝)。

序盤のギャグで人気を獲得できなければ、物語のコアのシリアス部分も刺さらないかもしれない。実際、灼熱のニライカナイの最終回間際の話は、かなりシリアスで面白かったので、物語の全てが描かれなかったのは残念だ。

物語の共感性。

鬼滅の刃、約束のネバーランド、僕のヒーローアカデミア、ブラッククローバーなどの人気作品が顕著だと思いますが、主人公や物語内のキャラクターの葛藤や感情などが、現代社会や読者の我々に繋がるような工夫がされているのじゃないかと思います。

それに対して、田村隆平作品は、登場人物の感情などが作品内で完結して、読者とか、現代社会には繋がらないように工夫されているのじゃないかと思います。

FC2ブログでは、以下のように書いていた。

同じ頃に連載が開始された破壊神マグちゃんが生き残ったあたりがシンボリックだと思う。昨今の漫画は、主人公への「共感と応援」が重要らしい。そういう意味では、不遇な生い立ちであるチャコとか、応援したい気持ちが起きそうなものだけど、初期の頃は「わがまま幼女」の側面が強く描かれていたと思う。


破壊神マグちゃんは、主人公の流々ちゃんの境遇に対して、読者の応援が喚起されると思う。ニライカナイのチャコの生い立ちも、かなり悲しい部分があるけど、それはフィクションの中の出来事であって、応援や共感などとは距離がおかれている気がする。

もしかしたら、「両親が宗教にハマって、くらい幼少時代を過ごした」人には、刺さるのかもしれないけど、それは、「父親が他界した関係で、仕事で海外に行っている母親と離れて暮らす女子中学生」という流々ちゃんに比べると、かなりニッチなんじゃないかと思う。

作品内の感情などが、なんでもかんでも現代社会に繋がることが正義じゃあないのだけど、現在連載中で、田村隆平先生の活動開始時期が近い、松井優征先生の「逃げ上手の若君」も、篠原健太先生の「ウィッチウォッチ」も、作品と読者・社会との距離を意識されている気がする。それが正解となるかは、まだ分からない。逃げ上手も、ウィッチウォッチも打ち切りになる可能性はあると思うから。

余談だけど、漫画を読む読者の価値観も変遷していて、漫画を読むことに空白がある人は、鬼滅の刃とか全然受け付けないのじゃないかと思う。というか、そういう中年が周りに多い。

私は、WJを読み続けているから、読者の価値観をアップデートできているような気がするけど、マッシュルの人気とは、ちょっと私の価値観が乖離しているような気がする(ギャグが滑り倒している気がする)。

おわりに。

ずっとジャンプの感想を書いている者として、この記事を書いた。ただ、文章を書いていても、私の人生は暗いまま。もしも、会社員を辞めた後に、漫画の道を志したら、何か変わっただろうか。

こんな記事を書いても、バズることもなく、ブログ飯(古い表現)も程遠く、You Tubeのチャンネル登録者数は動画を投稿すると、減る。

既に、世の中に出ているマンガの感想を書いても、私自身は何者でもないままである。なんとかせねば。

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