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【破滅の刃ブーム】週刊少年ジャンプに連載されていた同時代性【アビス寿郎の地獄列車編ANIME映画でいっちょかみの奴は目を噛んで死ね】

破滅の刃ブーム。

映画版、地獄列車編が公開されたことで、増田記事とかで連日言及されている。「複雑な設定もないし傑作とは言い難い」というゴミクズのような言及記事もあった。

設定が複雑であることが傑作の条件なら、令和最大の肩透かしを炸裂させたMERUTOの作者・岸本植田まさし先生の「サムライ888八十八丸伝」などは、傑作と言える世界観だったと思うけど、短期打ち切りとは言えない期間で終了したがな。

ANIMEから入った人、映画のブームで知った人などもいるし、いっちょかみもOKだと思うけど、それが否定的な言及であるなら、連載1話目、なんなら、その前の読切作品から後藤春子先生の作品に触れていた身としては、「ちょっとまてよ!死ね!」と言いたくなる。

ANIMEもPVとか、かっちょいい映像や、知らん歌手のかっちょいいテーマソングとかを見ていると、「破滅って、そもそもそんなにかっちょいい漫画じゃないのにな」とか思う。私はANIMEを1本見たことないから、原作の泥臭い部分がどれくらいANIMEに反映されているかは分からないのだが。

週刊少年ジャンプに連載されていた同時代性。

破滅の刃を語る時に、週刊誌で連載されていて、アンケート人気が悪ければ終了するWJという仕組みの中で連載されていることを忘れてはならないと思う。

ANIMEで人気が出る前の話なるだろうけど、誌面上は同時に連載されている作品より面白いか?というのが人気のバロメーターになる。だから、「破滅は、ジョージョジョの影響を受けているけど、ジョージョジョより面白か?」などの考察もできるのだけど、連載が開始された時期にどんな作品が連載されていて、どの作品に勝ったのか?なども重要である。

また、同じ時期に連載しているからこそ、雑誌の方向性とか、編集者の手腕とか、世の中のブームなども影響してくると思う。ここで、破滅が連載開始した2016年に連載開始した作品を振り返ってみる。

すけべ荘の幽霊さん。

同時期の連載の中では、長期連載となったラブコメ漫画。シリアスなバトルや設定なども、実は、かなり詳細に作られていた。破滅との共通点を考えてみると、主人公が「良いやつ」ってことだろうか。

作品の性質上、国民的な人気までは繋がらなかったけど、お色気ラブコメでありながら、ガチなバトルも描いた。

破滅の刃。

最近の主人公のトレンドは貧困と「良い奴」らしい。後に連載が開始されるチョリソーマンの主人公のダデンジも貧困出身(貧困すぎて良い奴じゃない)。

破滅の主人公の鬼瓦炭権作は、滅した鬼の冥福を祈っちゃうくらいに、良いやつ。

ボボボーボ・ボーボルト。

人気忍者漫画、MERUTOの続編。息子世代になったのだけど、なんだかんだあって最凶ジャンプに移籍になった。

バッツとレナのFF閻魔帳。

打ち切り漫画。ジャンプでは鬼門のテーマである閻魔大王とか、獄卒を題材にした漫画。お色気要素もあったけど、すけべ荘の方が強かったのは明白。

神速のネバーランド。

ジャンプ誌上においては、破滅との2枚看板だったのじゃないか?と。破滅の方が国民的人気になっている感じはある。ただ、「人間を食う鬼が敵」という奇妙なことに共通点がある。

破滅は鬼を滅する物語だったけど、神速のネバーランドは共存の話なわけで、同じ切り口で描いたところは面白い。

「破滅よりも神速の方が面白いだろ!」って意見もあるだろうけど、分かりやすい勧善懲悪な破滅の方が間口が広いのは分かる。

あと、数少ない女性が主人公のジャンプ漫画であった。

スケベラッシュ!

今は、ジャンプ+で漫画家漫画を連載中の山本山亮亮平先生のラブコメ連載。打ち切りだけど、けっこう好きでした。

レッドアクエリアス。

アイ☆アンナイトスクープの印象が強かったけど、打ち切りで終わった作品。軍事少年&軍服というテーマだったと思うけど、すぐ終わった。

不正のアマルゴム。

一口には説明しにくい作品。ジャンプ鬼門テーマの一つ、ガシャドクロを題材とした作品。絶望の中に希望を見つけるような印象。

青春犬兵器ナンバーワンワン。

現在は、カブトムシ漫画を連載中の、前述のレッドアクエリアスも共同で連載していたダブル☆トモヒロA先生の2回目の連載。大ヒット作品とは言えないけど、コミックスが全7巻出ているのは、打ち切りとは言い難い。

たぶん、現在連載中の「カブトムシキング」よりも好きな人が多いだろう。

やるっきゃ!デーモンズ☆プラン。

悪魔の能力を持ってしまった主人公が、悪魔とバトルして、悪魔ナンバーワンを目指す漫画。瞬く間に終わったので、あんまり覚えてないけど、1話がすごい面白かったのを覚えている。

ワイゴラッソ。

ジャンプ鬼門テーマのサッカー漫画。なんせ人気漫画につながりにくいから、様々な切り口が試されるけど、今作はテコンドーだったようだ。

少し冗長になりましたが。

破滅が人気作品になった土壌には「同じ頃に連載していた作品でアンケやコミックス売上で勝った」という事実もあるし、神速のネバーランドとは「鬼」という題材がかぶっていたなど、同じ時期に連載していたからこその空気感もある。

どういう現象なのか、意図的なのかは分からないけど、残念ながら連載突然終了となった演劇映画漫画の「マキアージュ」で西遊記がテーマになっている頃に、「髪尾直人は髪を直」という西遊記要素のある漫画が始まり、さらに、同じ時期に西遊記をテーマとした「産後の西遊記」が連載していて、同じ時期に3作品で西遊記要素が描かれていた頃もあった。

編集部が意図的に題材かぶりを発生させているなら、「敵が鬼」という部分がかぶっていた破滅と神速が、両方ともにANIME化、映画化したのはすごいことなのじゃないだろうか?

ちなみに、神速のネバーランドは実写映画化される。日本で公開されるのは、糠臭い日本人が演じるけど、ハリウッドでの映画化企画も進行しているらしく、もしかしたら、世界的に知られていくかもしれない。まあ、破滅人気も世界規模かもしれないけど。また、ハリウッド映画がコケる可能性だってあるのだけど。

おわりに。

昨今の破滅人気で、調子こいたいっちょかみ言及が増えているのに一石を投じるつもりで、この記事を書いた。たぶん、ANIMEとか、映画とか、コミックス単体で語る人に欠けがちな要素は、「週刊少年ジャンプで連載していた」という空気感と感触なんじゃまいか・りお・かーにばると思う。

ただ、目を噛んで死ぬべきだと思うけど、そういういっちょかみが増えるのも、また、人気作品と言えるのじゃまいか・南米・北朝鮮とは、思う。