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藤本タツキを天才だと思うジャンプばっかり読んでいる私の理由。

私が、藤本タツキ先生を天才だと思う理由は、私が天才だと思うからです。以上。


という風に、非常にシンプルに言い表すこともできるのだけど、もうちょっと掘り下げてみます。ルックバックの感想戦、ブログの界隈で、「藤本タツキは天才だ!」、「いや、天才じゃない!」という言及合戦が行われている。それらを眺めていて、果たして人が人のことを天才ということに、理由はいるのだろうか?と思った。

そこで、私の思う、天才だと思う理由を掘り下げて考えてみた。ちなみに、私は文才も、読解力も、文章力も高くないし、週刊少年ジャンプ以外のマンガ雑誌はほとんど読まないし、幅広くマンガを読んでいる訳ではありません。

ただ、週刊少年ジャンプだけは1994年から捨ててなくて、それ用に部屋があるくらいですし、また、週刊少年ジャンプの全作品の感想を書き続けるくらいのジャンプ野郎です。

ジャンプ部屋の様子。

www.youtube.com

私が天才だと思う理由。

  1. これまでになかった新しいマンガ。
  2. これまでになかったようなジャンルを作り出した。
  3. これまでになかった価値観を持ち込んだ。
  4. 同一テーマの中で、他の追随を許さない。

こんな感じであろうか。これは、あくまで週刊少年ジャンプに限った話。なぜなら、私は週刊少年ジャンプ以外を読んでないから。だから、「○○のような漫画は、サンデーにもあったよ。天才じゃないよ」とか言われても、「知らん。余計なことを言うな」ということになる。あと、努力せずに優秀な人が天才だとは思っていない。


これらの基準で、何人かの作品、作家のことを思い出してみる。ここ数年で考えてみると、松井優征氏が思い浮かぶ。ネウロもすごいと思っていたけど、暗殺教室で漫画の中では省略されることが多かった、勉強、受験などのテーマの一つに据えた部分。暗殺教室から、勉強というテーマが少年漫画足りうるということになり、ぼくたちは勉強ができない、Dr.STONEが続いたと思っている。

松井優征氏が天才だと思うのは、自分の戦略とか技術などを他者に説明できる部分にもあると思う。

もろちん、ジャンプ以外で勉強や受験がテーマになった作品が多数あることは知っているが、ジャンプ部屋おじさんは、ジャンプ以外はほとんど読まない。

鬼滅の刃の陰に隠れがちだけど、約束のネバーランドの白井カイウ・出水ぽすか両先生も天才だと思っている。赤丸ジャンプ、ジャンプNEXT、ジャンプGIGAなどの増刊では、読切でありそうな話だけど、本誌で連載し、大人気のまま終了させた部分で、天才だと思う。

ちょっと昔の話だけど、ハイスクール奇面組の新沢基栄先生、アウターゾーンの光原伸先生も、その後の同一ジャンルで越えた作品が出てないという意味で、天才だと思っている。スケット・ダンスが、ハイスクール奇面組に迫る気もするけど、ジャンルがちょっと違うようにも思う。

あと、ジャンルでNo.1と言えばハイキュー!!の古舘春一先生であろうか。カイゼルスパイク、バレーボール使い郷田豪など、バレーボールを題材にした打ち切り漫画は多いけど、週刊少年ジャンプの歴史の中で唯一大ヒットしたバレー漫画なのじゃないかと思う。生まれる前のWJバレー漫画のことは、知らない。ハイキュー!!の元々7話までの構想を1話に濃縮したというエピソードは、WJで連載を目指す漫画家の人は、一度読んでおくべき内容だと思う。

思いつくままに書いてみたけど、もっともっと天才漫画家はいると思うし、そもそもWJの約20本の中で連載されている人は、全員が天才だと言っても過言ではないと思う。

ルックバックを読んで「天才だ!」と思った理由。

ファイアパンチはリアルタイムでは読んでなくて、チェンソーマンは雑誌で全部読んだ。終盤の展開や、ラスボスの倒し方など、「こんなの(ジャンプで)読んだことねえよ!」と思った時点で、前述の天才だと思う理由に当てはまるのだけど、ルックバックを読み終えた時に「天才だ」と思えた。

ファイアパンチも、チェンソーマンも、そのほかの読切も、異能であったり、異常な設定や状況であったり、残酷性であったり、刺激的な要素が多かったのだけど、ルックバックも後半の展開は刺激は強いのだけど、異能も異常現象もなく、このジャンルでこんだけ面白い作品を生み出せるのか…!?て、天才!?と思って、公開初日、月曜日の2時くらいに5回くらい連続で読み返した。この人がこれをやったら、全ての漫画が霞むのじゃないか?とさえ、思えた。天才だ。

だからまあ。

私が「天才だ」と思う条件のようなものもあるのだけど、「面白い!」とか「感動した!」とかと同じのりで「天才だ!」と言えばいいんじゃないだろうか。もろちん、「天才」と思わない人もいるだろうけど、その事実は、自分が天才だと思う気持ちを否定するモノではない。まあ、他の人の意見を参考にする人もいるだろうけど。


「天才だ!」と喜んでいる人に、あれこれ理由をつけて「天才じゃないよ」と言うのは、間違ってないとしても、無粋だと思う。

余談。

その他に議論になっている部分にも踏み込んだエントリを書こうかと思ったが、やめておく。ただ、その表情を見ると、めちゃくちゃ苦しそうだし、涙と汗を流している。そういう部分から読み解こうとする人も、出てきて欲しいと思う。