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ルックバックの通り魔・犯人を「ステレオタイプ」とか「安易」という奴は創作への敬意が足りてない。

作者の本当の気持ちは分からないけど、143ページの物語を描く人間が、一番重要とも言えるシーンの犯人を『安易』に『ステレオタイプ』にする訳ないと思うのだ。その現れとして、犯人と思しき人物が、主人公らが中学生の頃に見に行った映画館に客としていることは、すでに感想で述べた通りだ。

yarukimedesu.hatenablog.com

創作への敬意。

統合失調症に関する批判側のリーダー的存在は、どっかの精神科医だと思っているが、マンガを沢山読んでる人は多かれど、実際にマンガを描いた人は少ないのじゃないかと思う。

デジタルであれ、アナログであれ、マンガ原稿に向かった人は、143ページの物語を描かれた事実への敬意は意識しなくてもあるのじゃないかと思う。

もっとも、マンガというのは商業作品であるから、読み手が作者を慮る必要はないのかもしれないが、例えば、食べ物であったなら、金払った料理でも、「ごちそうさま」は言うと思う。特に、ルックバックは無料作品だ。

「じゃあ、てめえ漫画書けるのか?」というのは、幼稚な意見かもしれないが、批判側の意見を読んでいると、最低限の敬意がないのじゃないか?と思えるのも多い。

私は、アスリートファーストとか、アーティストファーストなんて言葉は嫌いだ。なのだけど、修正前の批判側の感想を読んでいたら、「問題だ!」という声を上げても、犯人込みで作品全体を深く理解しようと思っている人は少ないように思えた。何回読んだ?俺は、公開直後に5回読んだ。

修正はされたけど。

安易とか、ステレオタイプとか言ってる奴がいたけど、修正後のシーンには「誰でもよかった」という、漫画などに出てくる殺人鬼では、めちゃくちゃステレオタイプになっているように思えた。彼らの言葉を借りるなら「よりステレオタイプになった」と言えるかもしれない。

私は、修正後の犯人の台詞から統合失調症を全く連想させないとは思えない。なんなら、批判側の感想で、統合失調症という言葉を意識するようになって読むと、「これも統合失調症の範囲なのじゃないか?」と思える。

今のところ、漫画内の台詞を変えさせた側の、そのあたりの言及は少ないけど、修正という結果が出た後に言及しないのは、腹立たしい。

私は、修正があった結果、犯人の魅力が減ったと思うので、作品の面白さが減らした責任として、修正させた側も、どんどんと文章を書くべきだと思う。

修正に関して書いたブコメ群。

ブコメした元記事は、主に修正を残念に思った感想です。

『ルックバック』の修正に強く抗議します|esbee|note

コミックスが修正後の出たら、透明な下敷きみたいなんで、台詞を修正前に差し替えることができるアイテムを、非合法に作ったろかな。

2021/08/04 19:01
b.hatena.ne.jp

遠くぼやけてしまった元クリエイターの殺人犯へ|風戸槙|note

俺も修正前の犯人のが良かったので、このような感想があることを、嬉しく思う。

2021/08/04 18:53
b.hatena.ne.jp

オリジナル版『ルックバック』のよさは、能力主義と格差の描写にあった。修正版は、敵が安っぽいネオリベ風に改変されて悪くなった。|田中ラッコ|note

こういう感想を読むにつれ、オリジナル版が恋しくなる。

2021/08/03 18:02
b.hatena.ne.jp

藤本タツキは『ルックバック』を“描かずにはいられなかった”のではないか?──「受け手に湧き上がる衝動によって駆動する物語」としての『ルックバック』を考える(電ファミニコゲーマー) - Yahoo!ニュース

良い追記だった。犯人はステレオタイプとか、物語において重要じゃないって言ってる奴に、読ませたい。

2021/08/03 12:27
b.hatena.ne.jp