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アクタージュ連載終了に関して思うこと。

演劇関係者としては、演劇が主要テーマになる漫画が、原作者逮捕というので打ち切り終了になることが残念で、物語の完結まで読みたかった気持ちもありますが、逮捕された理由が、女子中学生を狙った痴漢であるなら、もう連載再開は無理だし、やらない方が良いと思います。

この記事は、この件に関して、ネットの反応などを読んで、思ったことを、気持ちの整理するような内容です。

原作者は有罪が確定したわけではない。

原作者は、防犯カメラなどの記録から、痴漢の容疑者として逮捕されて、本人も容疑を認めていますが、当然、裁判も終わってないですから、有罪が確定したわけではありません。

では、連載の存続は裁判が終わってから決めるのか?仮に執行猶予になったら、連載は存続するのか?そもそも、推定無罪の大原則にのっとるなら、現在は連載の終了を決めるべきところじゃないとか、あるいは、原作者が有罪になっても、気にせず連載を続けるべきなんて声もありました。

ただ、作画担当の先生と編集部で話し合いがされて、逮捕されている原作者と編集者が面会したのかなどは分かりませんが、推定無罪でも、裁判の結果で執行猶予とかになったとしても、連載を終了するという決定がされたのだと思います。原作者本人が容疑を認めているのが大きいのかも。

編集部は被害者に謝罪すべきなのか?

よく分かりません。編集者は集英社の社員ですが、漫画家や漫画原作者は、会社と契約している個人事業主のはずです。外部の人間からしたら、「作っている側」として一くくりになりそうですが、編集部として謝罪すべきなのは、よく分かりません。一般的な会社の子会社とか、取り引き会社から不祥事が出た時に、謝罪するもんなのかも分かりません。

ただ、漫画家と編集者の関係性を考えると、ある程度、プライベートも関係しているイメージがあり、原作者が痴漢をする可能性などには、気付けなかったのか?とは、思います。

もちろん、「舞台化、アニメ化が決まっている漫画原作者が痴漢をするはずない」という先入観はあると思いますが、実際に、事件は起きているわけで、そのような部分も含めて、リスク管理はあるべきなのじゃないか?と思いました。

原作者の人間性。

痴漢という犯罪は、弱者を一方的に性的に搾取するという人間としてやったらいけないことの一つだと思います。ただ、その衝動を抑えられない人がいる事実は否定できませんし、容疑を認めている以上、原作者もそうだったんでしょう。

痴漢に限らず、犯罪というのは、今まで築いてきたものがいっぺんに吹っ飛びます。アクタージュが、今後展開しようとしていた企画に関わった延べ人数は、1000人くらいに達するかもしれません。想像ですが。

痴漢をしたいという気持ちが抑えられないからこそ、性犯罪なのかもしれませんが、痴漢なんてやらなくてよかった未来もあったはずで、アクタージュが最後まで描かれて、舞台化できらめる才能が発掘されて、アニメ化、アニメ映画化、実写映画、実写ドラマと、様々な可能性があったように思えます。それが、潰えたのが残念です。

私は、弱者を弄ぼうという人間を指示することはできませんし、今後、アクタージュを読む返す度に、「原作者は痴漢したんだよな」と思うでしょう。それでも、面白い、感動できるシーンはあるわけで、原作者が痴漢に至る前に、立ち止まることはできなかったのか?と思います。

そういう部分も含めて、作品に反映されているのかもしれませんが、私は、それを指示できないでしょう。アクタージュの面白さが半減したとしても、痴漢なんてしてほしくなかった。

ネットの反応を読んでいても、当然ながら原作者への罵倒が圧倒的に多かった。自分の社会的リスクを計算できずに性犯罪を行ってしまったという部分にも、考えるべき部分もあるのじゃないかと思いますが、それらが語られることはあるのでしょうか。

アクタージュという物語。

この記事は、2020年の8月10日に書いていて、明日8月11日発売のWJで123話で終了になるようです。大河ドラマ編の撮影が開始される話になるはずですが、その先は描かれることはないでしょう。

大河ドラマ編がどのように思わるのか?作品人気が伸びるにつれ、最終シリーズの黒山監督(作中のキャラ)による映画編に至るまでに、様々なシリーズが描かれる予定だったのでしょう。

そして、一番の伏線は、母親の生前に浮気して、母親の葬式の日にも浮気相手と会っていた、蒸発した主人公の父親が、どのようなタイミングで登場して、どのように物語に関わるのか?という部分が一番、知りたかった部分です。いちおう、小説家であるはずですが、その存在は謎の部分が多いです。

現在出ている情報などから、完結までを脳内補完はできそうな気はしますが、できれば、漫画として読みたかったです。ありえるとしたら、刑期か、執行猶予を終え、禊を終えた原作者が、完結までの物語を、小説などの形で発表とかあるかもしれませんが、集英社との契約上可能であるのか?あるいは、集英社が許諾するかも分かりませんが、なんらかの形で、完結を知る方法が、未来にあったとして、私はそれに金を払うかは、今は分かりません。

おわりに。

痴漢という犯罪は、許されるべきものではない。しかし、原作者が犯行に至らない可能性もあったであろうと思われると、未然に防ぐことができずに、一つの作品が完結まで描かれることなく、終わったことが残念です。

被害者の心のケアーの部分は、私は関われることじゃあないですが、傷ついた心が救われることを願っております。アクタージュは、救いの物語でもあったはずだと思うけど、その物語を作ってるやつが、なんで、人を傷つけるんや。