林修さんのブログ記事が、はてなブックマークで話題になってました。以前の番組での発言、テレビ画像が悪意のある、恣意的な、切り抜きが横行しているため、それに対する法的処置の「ご報告」です。
これを踏まえて、はてなブクマ家も、この記事に関して賛否両論のようです。
私は、以下のブコメをしてました。
林修『ご報告』
- [インターネット]
- [芸能]
やっぱり、文章がメチャクチャ上手い。難しくなく、読みやすい。こんな文章を私も書きたい。
2023/05/17 02:43
読みやすく、分かりやすい文章だったので、ブコメ達も意見が割れないだろうと思ってましたが、そうでもなかったようです。
争点は様々ですが、私は以下の部分に注目しました。
これは、ある人の試算ですけれども、年収で890万から920万ないと足りないと、きつい言葉で、社会のお荷物だって書いている人もいるんですよ。
ご報告 | 林修オフィシャルブログ「いつやるか?今でしょ日記」Powered by Ameba
引用部分は、林修さんが、山本一郎さんの文章を引用して紹介している部分です。この引用が、山本氏の意見を肯定しているのか?引用して紹介すること自体が肯定なのか?ということも、賛否両論のようです。
私は、引用=肯定とは考えず、林修さんのブログ記事を全部読んだ上で、「世の中にある意見の一つ」、「世の中にはこんな苛烈な意見もある」という風に紹介されたのだと解釈しました。話している相手が、いわゆるニートの人々だったから、あえてキツい意見を紹介されたのだと解釈しました。
しかし、私とは真逆の感想を持たれたブクマ家も多いようで、その中で人気(スター)を集めているようです。
スター=人気、賛同という考え方も賛否両論ですが、少なくとも多くの人の注目を浴びたものとして紹介します。
林修『ご報告』全文読んだ上でむしろ「肯定的に引用してるじゃないか」という印象だが、、、前後の文脈合わせるともう少しマイルドな考えだが「年収890万より少し下の収入の人間は社会維持コストを満たしてない」とは言ってるよな
2023/05/17 03:39
ただ、このブコメのような意見に対しても、林修さんのブログ記事ではアンサーがされております。
僕自身は、「年収890万~920万ない」人が、「社会のお荷物」であるとはこれっぽっちも考えていません。
ご報告 | 林修オフィシャルブログ「いつやるか?今でしょ日記」Powered by Ameba
これを踏まえて、注目を集めているブコメを細切りにして考えてみると…。
『全文読んだ上でむしろ「肯定的に引用してるじゃないか」という印象だが、、、』
本人が肯定していないと弁明されている部分を読んでもなお、『肯定的に引用』となるのは、弁明の部分を『言い訳』のような解釈をされているのでしょうか?
前後の文脈合わせるともう少しマイルドな考えだが「年収890万より少し下の収入の人間は社会維持コストを満たしてない」とは言ってるよな
このブコメに対応する部分は、以下でしょうか。
「我々は社会的コストのかかる暮らしを送っている」ということだけです。「年収890万」云々は「社会的コスト」がかかることを示すための単なる修飾表現でしかありません。
ご報告 | 林修オフィシャルブログ「いつやるか?今でしょ日記」Powered by Ameba
ただ、林修さんが「年収890万」とか、年収が低い人が社会維持コストを満たしてない…などを否定はされてないのは、引用紹介させてもらった山本一郎氏への配慮でしょう。紹介しといて全否定とか、テレビでやるには無礼でしょうから。
林修氏は「年収で890万から920万ないと足りないと、きつい言葉で、社会のお荷物」と山本一郎氏の意見に賛成してないと、私が思った理由。
全文読んで私は、林修さんは、山本一郎氏の考えを全面的には「賛成してない」と思いました。また、引用=賛成ではないと思っています。
以下は、そう思った理由を列挙。
『これは、ある人の試算ですけれども、』
肯定しているなら「ある人」じゃなくて、山本一郎氏の名前を出のでは?
『年収で890万から920万ないと足りないと、きつい言葉で、』
「きつい言葉」という表現する。賛成しているなら、「言葉は厳しいが正論」とか、そういう言い回しをされるのじゃないかと思いました。
『社会のお荷物だって書いている人もいるんですよ。』
「書いている人もいる」は、そんな意見の人もいるということでしょう。仮に賛成の意思があるなら、「私もそう思っています」とつけ加えるのでは?
おわりに・はてなブックマークという地獄。
この記事を書いている間に、該当記事はどんどんとブクマが集まり、賛否両論の地獄が広がっております。
最近、考え方や意識の違う人と、それがインターネットであっても、わざわざ関わる必要ないかな?と考えていたのですが、まさに、そんな感じだと思いました。
林修さんの文章は、めちゃくちゃ分かりやすかったと思いますが、そもそも書いた人のことを信じてないのであれば、それも意味をなさないのかな?とか思いました。