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レッドフード(川口勇貴)打ち切り終了記念分からないと誰得の連発でメタフィクション超展開最終回シリーズ。

レッドフード(川口勇貴)打ち切り終了記念。

レッドフードが終わりました。久しぶりに、めちゃくちゃ打ち切りをネタにした感じで、作品世界観にまで組み込んだ感じの意欲的な打ち切りだったと思うので、このブログでも感想を書いておきます。

打ち切りの原因は、大きく「分からない」と「誰得」だと思いました。それぞれ、解説していきます。

分からない。

レッドフードが損していたのは…。

  1. 敵キャラの造形やシルエットが分かりにくい。
  2. 多人数バトルになったら、バトルの進行が分かりにくい。
  3. 攻撃の様子とか結果が分かりにくい。

という部分だと思う。最近の漫画は、松井優征作品と比較すればマイナス点がわかりやすいと思います。松井作品は、作者自身が認めている通り、画力で勝負はしてませんが、漫画の中で起きていることが「分からない」ということは、絶対的に避けられていると思います。

「分からない」は、「面白くない」よりもマイナスだと考えられます。


以下からは、感想に書いていた「分からない」に関しての引用です。

1話。

作者コメントで、堀越耕平先生が絵に関して言及されているけど、たしかに威力のある絵だと思う。キャラと背景がシームレスな感じがあるので、「もしかして背景も作者が描いている?」と思ったりもしましたけど、そんなことないでしょう。
レッドフード1話「赤い狩人」感想『人狼退治と大人幼女』あらすじ+2話予想・ジャンプ感想30号2021年【ネタバレ注意】

わりと褒めた感じに書いてますが、「キャラと背景がシームレス」という部分は、多分ディスってます。初回なので、あんまり突っ込まないでおこうと思ったのかも?

2話。

グリムの大人形態がマッスルすぎんか?と思ったりもしましたが、気になったのは新たな人狼。前回もそうだったかもしれんけど、キャラの輪郭とかシルエットが分かりにくい。

表情とか、姿勢が歪んでいるのが良いけれど、同時に、全体像が把握しにくい気がする。デザインが同じでも、もっと見やすければ良かったと思う。
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グリムの容姿に関しては、後述する「誰得」だと思います。敵などのデザインが分かりにくいってのが、非常に多かったと思います。

3話。

序盤の敵の行動原理に関して。「なんでそんなことするの?」と思ったりしました。

ドトーがナラオイアを殺そうって動機が全然合理的じゃあないのが気になった。せめて、人狼が人狼を殺したらパワーアップするとかであったなら…。
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5話。

バトルシーンだけど、絵的な勢いに負けて、何が起きているのかよく分からんシーンが多発しているので、危険だと思う。堀越耕平先生は、電話とかでアドバイスしてほしいところ。
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10話。

警察2人と泥棒6人のバトル。そもそも、キャラのシルエットが分かりにくいところあったけど、ベローとジャグラーが空中で激突させられてるシーンが、とても分かりにくかった。
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12話。

ケレンケレンの過去回想で、ランプの火が引火してからの流れが、絵的に分かりにくい。泥棒二人とケレンケレンで合計3人なんだけど、とにかく分かりにくい。火だるまになったら、髪色とかも分からんようになるから。こういうところで、損をし続けている気がする。
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誰得の連発。

レッドフードが損していたことは、女性キャラの造形とか、登場キャラなどが「誰得」だと思えることが多かったです。

  1. 顔だけ童顔でガタイはムキムキな女性キャラって誰得?
  2. 武器や能力設定など、細かい設定が多いけど、誰得?
  3. 主人公の味方になっていくキャラのルックスや性格は誰得?

こんな感じです。キャラのクセの強さは、漫画の力とも言えるでしょうけど、この作品に出てきた女性キャラの中で、「すごく可愛い!」と思えたキャラは、一人もいなかったのじゃないだろうか…。

私は、FC2ブログで全話感想を書きました。その中で、「誰得」と書いていたことを、引用して紹介してみます。

4話。

作中の武器の材料となる架空の金属に関して。今思うと、こういうところも「誰得」。

対人狼の架空の金属。授業風の様子で、持っている教科書にバーコードっぽいのがあるのが面白い。と、同時に狩人道具のおもしろ設定というものが、どれくらい作品の面白さを引き上げるかが気になるところ。
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9話。

本文中に「誰得」とは書いてないですが、誰得?と思った内容です。

警察役は、デボネアとグリムの二人。幼女が大人状態になるとムキムキのグリムと、普段からムキムキな上に、体温が超高くて童顔のデボネア。
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12話。

アンケ的な意味で誰得?と思えるモスコと、メリオピスは粘菌で戦う。その効果の様子が、わりとコメディチックで、モスコも粘菌まみれになって、ふんわり着地した。
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13話。

警察役のデボネアとグリムの童顔&ムキムキバディーは、毎週、誰得だと思う。作者の好みだとするなら、多くの人気を得るという前提で考えると、マニアックすぎる。
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17話。

デボネアが嫌がらせで、シンデレラにキスするという地獄シーン。直前に顔をガシっとされている表情が絶妙だけど、シーンとしては、誰得感がすごい。
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メタフィクション超展開最終回シリーズ。

レッドフードがスゴかったのは、「打ち切り終了」というモノをネタにした漫画は多いですが、それ自体を作品世界に組み込んで、最終回シリーズとした部分でしょうか。

初期から、主人公らの世界は物語で、それを観測している存在いるようなことは、初期からちょい出しされていたようにも思えます。

以下からは、それっぽい部分の感想の引用です。

5話。

血の目録。
物語の縦ラインになるキーワード。おそらく、絶滅危惧種などに関わる「レッドリスト」と絡めた言葉だと思われます。リストは分かるのだけど、動き出すとは…?人狼とか、魔女とかを生み出す始祖的な存在がいるのかもしれない。
レッドフード5話「狼煙」感想『巨大人狼とシンデレラ登場で血の目録』あらすじ+6話予想・ジャンプ感想35号2021年【ネタバレ注意】

8話。

実は主人公のベローの運命ってのは、なんらかの筋書きにそっているとか、世界がループしているとか、童話モチーフの多い世界観だけど、高次元存在がいるとか、想像が膨らみます。
レッドフード8話「熱血のデボネア」感想『ヘック・オーロックの目録メタと高潮マンタ襲来』あらすじ+9話予想・ジャンプ感想39号2021年【ネタバレ注意】

15話。

真実の本に世界の運命が描かれていて、村長とかのエゴとかが大きく関わっていて、ほんでもって、主人公を入れ替えたり、なんだかんだで、エヴァっぽい感じに突入すると思われる。
レッドフード15話「終点」感想『シナリオと真実の本、エヴァっぽい雰囲気』あらすじ+16話予想・ジャンプ感想46号2021年【ネタバレ注意】

16話。

真実の本に触れたら、世界が終わるという。上位存在(読者)がいるとして、世界の消滅ってのは、連載の終了(打ち切り)ということだと思うのだが…。
レッドフード16話「真実の本」感想『上位存在設定で打ち切りメタファー世界滅亡』あらすじ+17話予想・ジャンプ感想47号2021年【ネタバレ注意】


打ち切りで終わったから、メタフィクション的な話にシフトしたのか、本当はもっと話数をかけて描くつもりだったのかは、分かりません。

総評。

魅力的な作品設定だったとしても、絵的な分かりにくさは、作品のマイナス評価につながり、「誰得」と思えるキャラ造詣は、ターゲットを狭めると思います。

私が川口先生だったなら、時間を作ってもらって、堀越耕平先生と松井優征先生と対談する時間を作ってもらうのじゃないかと思います。

ところで、ネルが多分、次回で最終回だと思いますが、同じく「誰得」がキーワードになると思います。

読み切り版の感想。

このあいだ、「みゃくなし」という読切が急遽掲載されていた川口先生が、金未来杯で登場。作品タイトル的に、赤ずきんちゃんをモチーフにしたヤツだと思われます。
レッドフード(川口勇貴)金未来杯感想&連載化予想『シンプルな台詞と魅力的なキャラ絵や背景』ジャンプ感想42号2020年【ネタバレ注意】

18話・最終回「戦いは」

世界を終わらせようとする村長に対して、狩人達は最後の抵抗をする。この状況を覆すことができるのは、運命の外にいるベローだけである。ベローが願う、世界の結末とは…!?
レッドフード18話・最終回「戦いは」感想『打ち切りで戦いは始まったばかり』あらすじ+19話予想・ジャンプ感想49号2021年【ネタバレ注意】

運命はなくなったけど、人狼は残ったらしい。ほんまこれ。作品が打ち切りに終わったから、上位存在からの干渉もなくなって、頑張ったら、人狼を倒せるのでしょう。
レッドフード19話(描き下ろし)予想『特効薬で人狼を倒すのか?新しい世界が始まるのか?』最終回「戦いは」(川口勇貴)の次回(ジャンプ感想49号2021年)。 #WJ - ジャンプ予想を書く!伝外超スデメキルヤ団劇

動画でも語りました。

www.youtube.com

これです。