大学院卒ニート、しやわせになりたい。

働かないで、アフィリエイトとか、ユーチューバーで幸せになりたいです。

スポンサーリンク

私なりのボーダー解説(「パチンコ出玉規制によって現場で起きている惨劇」を読んで)。

以下の記事が話題になっていたが、ブコメを読んでみると、「わからん」という声が、そこそこあった。

anond.hatelabo.jp

パチンコをやる(やってた)私からすると、むしろ、分かりやすい文章だったのだけど、分からん!という声があったので、一番伝わってないけど、一番大事な部分であるパチンコにおける「ボーダー」を解説してみようと思う。

一言で言うと、機種ごとに「千円(250玉)あたりに、○○回転以上すれば、期待値として、差玉がプラスになるライン」ということになる。

「回転」というのは、大当たり抽選が行われる場所に入る回数で、「ヘソ」などと言われる部分です。1玉入ると、大当たり抽選が行われると同時に、玉が少し出てきます。増田記事によると、最近は4玉戻ってくることになっているようです。

私なりのボーダー解説。

実際のパチンコ台は、確変(大当たり確率が上昇する)とかチャンスタイム(チューリップが動いて、出玉を減らさずに大当たり抽選を受けれる)など、いろいろな要素が関わってくるので、それらの要素を廃した仮想の台で、ボーダーの例を考えてみます。

仮想の台のスペック①。
  1. 大当たり確率:20分の1。
  2. ヘソに入った時の出玉:3玉。
  3. 大当たりの出玉:250玉(1000円分)

こんなシンプルな台は実際には存在しないですが、ここでのボーダーとなる1000円当たりの回転数は20回転です。確率通りに当たり続ければ、理論上は負けない。

もしも、このスペックで250玉で22回転ぐらい回転する台があったなら、1回の出玉で大当たり確率以上の抽選を受けれるので、期待値的には、プラスになっていくはずです。

増田記事では、2.の3玉が4玉に変更になった惨劇が書かれています。パチンコ台の出玉は、大当たり出玉だけじゃあなくて、ヘソに入って出てくる出玉なども、全てトータルで計算されています。

最近の規制では、大当たり出玉は減ったけど、大当たりを当てるまでは玉持ちがよくなったと考えられるのでしょう。そこで、ヘソの出玉が増えた仮想スペックを考えてみましょう。

仮想の台のスペック②。
  1. 大当たり確率:20分の1。
  2. ヘソに入った時の出玉:4玉。
  3. 大当たりの出玉:230玉。


2.が増えたので、3.を減らして調整します。実際のパチンコ台の出玉調整が、このように行われているとは思えないですが、仮に20回転した時に、出てくる出玉は、①と②では20玉もあります。

そして、仮想スペックのボーダーを考えてみると、1000円250玉で、20回転だと負けていきます。大当たり確率通りに当たっても、20玉(80円)ずつ減っていくことになります。

スペック①と同じ20回転では負ける。つまり、ボーダーの回転数が上がった……ということになります。

ちなみに、回転数とは、ヘソに入って出てきた出玉も、全て使っての回転数です。②のスペックで20回転するなら、実際は、250玉とは別に80玉(4×20玉)も打ち出していることになります。

現場で起きている惨劇。

私は、パチンコをやらなくなったので、現場で起きていることを体感してないのですが、ヘソからの出玉が増えたことで、大当たり出玉が減った。ボーダーも上がった。そのような状況で、本来なら回転数が、増える方向で調整されるべき釘が、旧基準のままであるなら、無自覚な遊戯者は、知らない間に勝てないルールの中に叩き込まれた…という感じになるでしょう。

パチンコ嫌いな人からすれば、「勝手に負けてればいいのに!」と思われるかもしれませんが、出玉規制の趣旨が、「大当たり出玉を減らして射幸心を抑える」であるならば、同時に1000円当たりで遊べる時間(回転数)、玉持ちをよくするということも、同時に行われるべきじゃないか?と思います。


しかし、いちおう、釘を調整することはタブーになったと聞いてますが、釘をしめる分には、警察からの指導なども入らないということでしょうか。