maminismさんからの寄稿です。
女の子ものがたり
この映画は、「毎日かあさん」の作者の自叙伝的マンガを映画化したものらしい。
どこまで現実に即しているのかはわからないけど、まあ、おもしろかった。
本当にあったこと、本当にいる人の話なんだと思うと、登場人物に感情移入しやすくなる。
フィクションとノンフィクションでは、観るときの心持ちが異なる気がする。
DVとか、親がいないとか、貧乏とか、
世の中の少数派だと思っていることって、少数派であっても、少数ではなかったり、実は自分も当てはまってたり、さらには周りに同じような境遇の人がいたりする。
みんな、それぞれに、何かしら抱えながら生きているのかもしれないな、と思う。
隣の芝生は青く見えるけど、実際は、何も苦労せずに過ごしている人の方が少数派なのかもしれない。
それに、何が幸せかなんて、その人にしかわからない。
この映画は、役者さんに目が行く映画だった。
登場人物の成長にともなって、役者が代わっていったから、それで余計に目が行ったのかもしれないけど。
登場人物にテーマカラーが決まっていて、成長して役者さんが代わっても、誰が誰だかわかるようになっていた。
深津絵里は、私の好きな女優さんの一人だけど、
ほんと、女優だなと思う。
どうしてあんなに、美しく見えるんだろう。透明感がある。雰囲気を持っている。
彼女の身体から、何かが出ている気がする。
オーラ???
こういうのを、「魅力」っていうんだと思う。
彼女に限らず、こういう雰囲気を持った俳優さんが、私は好きだなー。
あと、方言が、優しくて、可愛くてよかった。