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タコピーの原罪にはリアリティがないそうです。

宇宙人が出てくるマンガにリアリティって言われたって…(困惑)。

以下のノート記事が話題になってました。

note.com

様々な角度で、リアリティのなさが指摘されています。例えば、主人公の少女の境遇に関して、大型犬を飼っていて、母親が水商売で働いていたら、生活保護は受給できない…などです。

ただし、ブコメなどで既に指摘されていますが、「生活保護を受給していたら、給食費未納はありえない」とか、「生活保護に関しては、いじめ加害側の根拠のない悪口なのでは?」という意見もあります。

私も、生活保護に関しては、子どもの悪口なんじゃないか?と思いましたが、物語が進む中で、生活保護が真実であるかは、物語の主題からは遠い要素なので、明らかになる可能性は低いと思います。

主人公は、シングルマザー家庭なので、なんらかの公的扶助が行われていて、それを加害者が「生活保護」と雑に言っている可能性もあると思います。

マンガにおけるリアリティとは?

生活保護に関しても、「この家庭だったら生活保護は受けれないから、リアリティがない」と判断する一方で、「生活保護はただの悪口で、実際は受給してないのじゃないか?」と考えれば、ゆらぎます。

その中で、「子どもが実際の制度を知らないままに、『生活保護』を悪口として使っている」というのは、リアリティがあると思います。

私は、タコピーの原罪をリアリティの有無で読んだことはないのですが、今回の記事と反響を読んでみて、作品の内容を思い出してみると…。

  1. 掲示物の落書きや、荷物入れにゴミが突っ込まれたり、机に落書きがされているのに、教師が完全にスルーしているけど、こんな教師いるのか?
  2. 子どもが殴ったにしては、ケガがひどすぎないか?

なんてことは、思ったかもしれません。

マンガにおけるリアリティとは?

思うに、マンガのリアリティってのは、「こういうことも現実にあるかもしれない」と思わせることで、実際に起きた事例に合致するか?ということではないのじゃないか?と思います。

どう考えても、クラス内でいじめが起きているのが明らかでもスルーを決め込む教師もいるのかもしれない。実際に生活保護は受給してないのに、悪口で生活保護を受給していることになるのかもしれない。もしくは、母親が水商売やっていても、生活保護は受給できるのかもしれない。

極端に思えても、「こういうことが実際にもあるかもしれない」と思えれば、その作品はリアリティがあると、私は考えます。

タコピーの原罪のリアリティ。

冒頭の記事のブコメでもありましたが、第1話の一番衝撃的なシーンの、主人公の家の散らかった感じとか、テーブルの上の様子は、めちゃくちゃリアリティがありました。

現実の事例には合致しない部分もあるかもしれないけど、強烈に現実を意識させる要素があれば、その作品はリアリティがあるのじゃないか、と思いました。

あと、現実に起きた事例をなぞって描くと、おそらくジャンププラスでは掲載できないのと、作中が起きていることが実際に起きたことだとしても、リアリティが生まれるとは限らないと思います。

「実際に起きたこと」と「この世のどこかで起きているかもしれないこと」というのは、違うからです。