作品と作者を分けて考えることはできず。
「君の名は」とか、主題歌歌ってる人の思想が気に入らないから、もう見ようと思えなくなった。
別に全てを否定しようって訳じゃないけど、「作品と作者は別だ!」とか言われると、私はそうは思わないし、出演者が覚せい剤で捕まったら、作品は公開すべきではないと思う。「作品に罪はない!」とか言う人とは、絡みたくない。
否定的な意見ばかり述べても仕方がないけど、好きな作品は、作者の考えにも共感したい。宮崎駿作品を「サヨクだ!」っつって、見ない人もいるでしょう。
好きな作品の作者と思想が共鳴するとは限らないから、作者の思想に積極的に触れたいとも思わない。しかし、クリエイターが政治的主張をするな!とも思わない。すればいい。だけど、私は作品と思想を分けて考えないし、キツいと思ったら、作品に触れない。
死が全てを許すとは思えない。
あと、時間が解決するってのも嫌いだ。身近な例で言えば、私の父親は、セロテープ台(金属製)で私の兄を殴ったことがあった。その件に関して、私は本人が謝罪している様子を見たことがない。本人は、時間が解決したと思っているかもしれないが、私は、そういう人間性を許してない。そのうち父親も死ぬだろうけど、死んでも、その一件を許さない。
身近な話をしてしまったが、死ねば、生前の思想とか、言動とか、行動が許されるとは思わない。死刑が確定すれば、遺族は感情を全てチャラにしろ!とか、誰も思わないだろう。
「死んで良かったわ」とか、「せいせいしたわ」とか発するのも違うかもしれないが、死んだら生前の思想とか、価値観とかを否定するなってのも間違っている。極端な話をすれば、ヒトラーとか、死んだ後も、めちゃくちゃ批判されているし。
作者の価値観とか、死とか、作品とか、色々あるけれど、ちょっと考えてみると、色々と足したり引いたりして、なんだかんだでプラスってこともあるのかな、なんて思った。