俺は好きだったぜ。
1話が鬼のように暗かった。
- 父子家庭の主人公。いきなり、父親から急に現れた妹を押し付けられる。
- 妹は、目が見えないし、手足が不自由だから自分では歩けないし、風呂、トイレの世話もしないといけない。
- 介護である。
- 主人公は小学生だから、本当は外で遊びたいけど、妹の世話で、それができない。
……これ、週刊少年ジャンプの1話か?身体障害者の介護やん。話が、暗いし、辛い。だけど、俺は好きだった。ただ、結果として打ち切りだったから、初回で読者の心を大きく突き放したのかもしれない。
杜子春打ち切り漫画。
読むのに、読者側の知識が必要だったやつ。覚えている範囲で書いてみると…。
- 西遊記(混世魔王とかのレヴェルで)。
- 桃太郎。
- 杜子春。
- 芥川龍之介。
男主人公が龍之介で、妹がコハル(小春)だったりして、色んな作品のニュアンスが入っているけど、やはり、主だったのは杜子春だったし、バトルはいろんな感じに変形する如意棒だった。
啓蒙。
作品内で「蒙(もう)が啓(ひら)く」というのが重要な言葉だった。「妖怪などが存在している」というのを知ってしまうと、実際に妖怪が見えるようになるし、最悪、殺される。最終的に、全人類を啓蒙するとか、そんな話だったと思う。
母親。
主人公らの母親が他界した真相ってのが、超絶ハードだった。1話よりもキツい内容であった。思い出してみても悲しすぎるし、全ての伏線を回収して、物語を全部描ききるころもなかったから、余計につらい。
最後まで描ききってほしかったと、今でも思います。
最終回の感想。
圧倒的最終回。今回の1話で描けるのか?と思ったけど、そこそこ描かれた感じだし、未来に希望がつながる感じの大団円でした。主人公、コハル、エステル、父親が、母親の髪型に寄せていっているのは、共通の思いがあるのだろうか。
最後の西遊記23話最終回・確定ネタバレ注意!大団円、ラストページに啓蒙せよ!(´;ω;`)24話予想・ジャンプ感想38号2019年16