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【伝説の打ち切り漫画】タイムパドクスゴーストライターはこうあって欲しかった【読み込まない普通の読者の希望】


読み込まない普通の読者の希望。

私は、もう10年以上もジャンプの感想をブログで書いてますが、それ以外は普通のジャンプ読者です。逆に、ジャンプ以外の漫画を読んでないのと、アニメなどもほとんど見ないので、他作品との比較とかできないです。シュタインズ・ゲートもゲームだと思ってました。

だがしかし、ジャンプを毎週読んでいるからの空気感などは感じていると思っておりまして、ネットの界隈の片隅で、熱い言及が続いている(た)【タイパラ】こと、タイムパドクスゴーストライターを週刊WJで読んでいた時に思っていた「こうあって欲しかった」と記事にしてみます。

ジャンプラ(ジャンプ+)で特別番外編が出ましたけど、主人公・佐々木徹平の人間性を考えると、さもありなん…という感じです。私は、主人公とヒロインが普通に結ばれる話とかが普通に好きです(普通)。

タイムパドクスゴーストライターはこうあって欲しかった。

ネット民の評判では「盗作したくせに罪悪感を感じない主人公はクズ」みたいな感想が飛び交っていたみたいですが、私は「別の世界線の未来からやってきたジャンプの連載作品を夢だと思って自分の漫画にしちゃった」というのは、盗作っちゃあ盗作だけど、尋常じゃあないので「盗作ゆるさん!」みたいな風には思っていません。

ただ、読んでいて思ったのは、「なぜ、未来WJのことを他の人に相談しないのか?」という部分でした。別の世界の藍野伊月(ヒロイン)に打ち明けないことに、多くの物語のパワーが割かれていて、「いや!話そうぜ!」と、ずっと思ってほしかった。

真実を打ち明けて藍野と共闘してほしかった。

佐々木は、終始「真実を知ってしまうと藍野さんは、漫画を書くことをやめてしまうかもしれない」という謎理論を続けてました。それを意識する度に、展開の都合ってのを意識しました。

話しても信じて貰えないかもしれないけど、未来WJは現物があるわけで、言葉では信じてもらないかもしれないけど、現物を見せたら、納得するっしょ。編集者も「佐々木くん!これは盗作だ!問題だよ!?でも、別の世界の未来からやってきたWJをパクったってのは、どうなんだろう?うーん?」とか言わせたら良かったんや。

成り行きとは言え、盗作しちゃったSF部分を主人公とヒロインが共有して、佐々木哲平名義で連載はされるけど、実際は原作&作画で連載を続ければ良かったんや。

そうなると、序盤から中盤の「藍野に申し訳なさを感じながら、人気作品を連載する」という部分がガラっと変わってしまうけど、変わっていいっしょ。

あと、特別番外編で回収されたけど、ホワイトナイトで得た収益の全てを本来の作者である藍野に譲渡するってのも、行われたけど、その事情すらも佐々木は藍野に告げなかった。タイパラの裏テーマは、ディスコミュニケーションであろうか。そら、本人の命にまで関わっていたことの真相を全く話さなかったわけだから、佐々木と藍野は結婚せんわ。

藍野と共闘した上で死の源流の回避。

仮に佐々木と藍野がタッグになってしまったら、そもそも未来WJを読む理由も薄くなるのだけど、タイパラの中で一番ショッキングで、そして面白かったのは、未来WJの中でのホワイトナイトの突然の休載と別世界の藍野の死だったと思う。

そこは物語の中から消すのはもったいないから、コンビ漫画家としてホワイトナイトを連載している中で、別世界の藍野の死を知る。死の源流は「過労死」とは別のモノになるかもしれないし、別世界の藍野が死んだことと、元世界の藍野の死がリンクする流れにどのようにしてなるかは私は分からんけど、過労死以外の死が迫ってきても面白いかもしれない。熱狂的なファンによる殺害であるとか。

そもそも、タイパラの中で藍野の過労死に関しても、いろいろとツッコミたいところは、多かった。ジャンプ売り老人は、睡眠や栄養で回避できる過労死を回避できなかったのか?とか。世界線を飛び越えてWJを送り込めても、本人の頑張りすぎる部分は回避できない、と。

また、過労死間際の時も、佐々木は藍野に電話はかけるけど、仕事場におしかけるとかはしなかった。「佐々木!藍野の仕事場にいけよ!」と、すごい思った。

早期に打ち切りが決定して物語の変更があったのかもしれない。

とにかく「未来WJの真実を藍野に話さない」ということにパワーが割かれていた。1話の段階で、全くアンケとれなくて、早期終了が決まったから、本来予定されていた流れとは変わったのかもしれない。

あるいは、「未来のWJが飛んできて、パクっちゃったら面白くない?」という一点突破型の連載開始で、ドタバタに進んでいたのかもしれない。原作の市真先生は、わりと込み入った話を書かれるそうなので、無計画ってことはないだろうけど。

タイパラはディスコミュニケーションの漫画だった。

  1. 佐々木は、真実を藍野に全く話さない。
  2. 佐々木は、藍野の近況を編集者から聞いて、電話をかけても仕事場に行ったりしない。

「展開の都合」が大きくあったのかもしれないけど、佐々木のこういう分が、「気持ち悪い」とか「くず」とか「なんj」って言われてたのかもしれない。

物語の道筋も、最終回も変わったかもしれないけど、「未来WJから藍野の作品を盗んでしまった」という真実を話した上で、別世界の藍野に起きた死を回避するような、タイパラも読んでみたいと思いました。

ただ、ツッコミを書きまくったけど、私は、タイムパドクスゴーストライターは好きでした。1話読んだ時点で「すげー漫画が始まったな!」と思いましたし、藍野のところにも未来WJが届いていると誤読しました。

藍野の家にも未来WJが届いているという設定でスタートしたら、どんな話になっただろう。そんじゃあの。タイパラ好きは、入れ墨を入れよう。タトゥー(アデューと同じ発音)。