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相棒Xday感想ネタバレ注意,難しい事から逃げて目の前の事しか見ないと、本当に取り返しがつかない事になる‏。

はじめに(ナカノ実験室)。

今回も友人の乱れ蝙蝠からの寄稿です。

乱れ蝙蝠。

「複雑な真実よりわかりやすい嘘が大好きなんです。何の行動をおこさなくても明日もまた今日と同じような生活があるとなぜか信じている。そうじゃない現実を何度も見てきたのに。
だとしたらそう勘違いさせておきましょう。」
「難しいことを面倒だって逃げてると来ちゃいますよ。Xday」


上の二つの台詞は
映画
「相棒シリーズXday」
から。この2つの台詞は今の国内状況を見るに、ひどく重く感じる台詞だった。映画は一応伊丹が主役だったのですが、彼の美点そして限界がよくわかる映画だった。伊丹は上層部からの圧力にも屈せず猟犬のごとく殺人犯を捕まえようとしていて無茶苦茶かっこよかったが、

「難しいことはわかんねえよ」

との台詞通り、その浦に隠された陰謀「Xday」に関しては最後まで気付く事無く、理解する事無く終わった。この映画で伊丹は

「刑事の中の刑事」

といえる活躍、情熱を見せたが同時に

「刑事でしか無かった」

と言えるかもしれない。

相棒の映画の中ではこの映画が一番良かったかもしれない。ストーリーは地味だったが地に足が着いている感があったというか、リアリティがあって怖かった。

「金融破綻」がテーマな事もあって聞いた事もない単語がいっぱい出て頭が痛くなったが・・。角田課長が何気に無茶苦茶かっこよかった。アクションシーンもあったし。角田、大河内コンビもいいねえ。普段は右京さんが超人すぎるから目立たないが、この作品優秀な人ばっかなんだよな。バイクがトランクにぶつかって札束がブワーって飛び散るシーンは

「ちょっと無理があるだろ!」

って突っ込みたくなったけど。


「難しいことを面倒だって逃げてると来ちゃいますよ。Xday」

とは伊丹の相棒の岩月が最後に言った台詞だがこの台詞には考えさせられる物があった。政治とか経済とかの話は確かに難しい。しかし、だからと言って人任せにして自分で考えないと本当にとんでもない事になりかねない。無知なのは悪い事ではない。ただ

「俺、バカだからわかんねえ。」

と逃げてはいけないのである。単なる言い訳だ。そういう奴は私は嫌いである。映画の脚本の櫻井さんも言っていたが、確かにこの映画のテーマは難しい。
(経済に疎い私ははずかしながら最初、ストーリーが理解できなかった。)

しかし経済というのはもろに我々の生活に直結していて、自分とは関係ない事ではないのだ。

勘違いしている人がいっぱいいると思うが、「政治」の問題はどっかの誰かがどうにかしてくれる遠い問題ではない。我々一人一人の問題なのだ。そこは絶対に忘れてはならない。

パスカルは

「人間は考える葦である」

と言ったが、考える力を身につけた我々人間にとって難しい事を考えるのは義務なのだ。


「複雑な真実よりわかりやすい嘘が大好きなんです。何の行動をおこさなくても明日もまた今日と同じような生活があるとなぜか信じている。そうじゃない現実を何度も見てきたのに。
だとしたらそう勘違いさせておきましょう。」


別所哲也演じる議員が国民を嘲るように言った台詞だが、かなり怖かった。我々は平和な日常を過ごしているが、本当にそれは永遠に保障されたものなのだろうか?我々が不断の努力で守っていかなくてはいけないのではないか。今、安倍自民党は民意を無視して暴走を始め、強引に秘密保護法案を可決させようとしているみたいに国民の自由も権利も平和もぶち壊そうとしている。自民党の改憲案にそれは如実に表れている。戦後で最も日本の平和が危機にひんしていると言っていい。下手すりゃ来年にはどっかと戦争をおっぱじめ、我々の生活は大きく様変わりさせられているかもしれない。

ひたひたと日本は滅びへの道を歩んでいる気がしてならない。少しずつ少しずつ悪くなっていって気付いた時には・・・
マジで怖い。


ぶっちゃけこないだの衆議院、参議院選挙で投票行かなかった人や自民党に投票した人を非難したい気持ちでいっぱいである。投票率50%ちょいって恥ずかしくないですか?中には衆議院選挙なんかよりもAKBの総選挙の方が重要なんてほざく奴もいた。情けなさすぎて涙も出ない。目の前でそんな事言われたら殴るかもしれん。投票を義務にした方がいいんじゃないだろうかとも思えてくる。オーストラリアなんか投票行かないと罰金だからな。


自民党に投票した人の中にはもしかして

「改憲とか日本の未来とか別に知った事じゃないけど、なんかアベノミクスとかで生活よくしてくれそうだから」

と思って投票した人もいるのでは?なんか私が前に感想書いたULTRASEVENXの「HOPELESS」を思わせる。

だれもが未来を見なくなって目先の利益しか見なくなるとマジで日本の未来は無いかもしれない。


正直、日本は地獄に向かって少しずつ近づいいていると思う。だがまだ終わりではない。我々は不断の努力を続けなければならない。最後にもう一度、「政治」はどっかの誰かがやってくれる遠い問題ではない。我々一人一人の問題なのだ。

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