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感想「つづみちゃんはかわいい女の子だから(あむぱか)」の透ちゃんは幼馴染のマネっ子で自分の欲望を達成しようとするゴミクズ野郎。

ジャンププラスに掲載され、はてブとかで話題になっている「つづみちゃんはかわいい女の子だから」の感想です。読み終わって、「萌えるなー」と思う一方で、なんとも言えない怖さを感じたので、そのあたりを掘り下げようかと思った。

女装に関して高校側からの指導などはない。

作品の中で明言されてないけど、おそらく男子用制服とか女子用制服という区別がないのか、少なくとも男子生徒がスカートの制服を来て通学すること自体は、問題視されない社会らしい。

だけど、「女の子だと思ってナンパしたら、男の娘でした!」ってのがナンパした側からしたら珍しいことには、なるらしい。そんな感じの世界観。

その中で、幼馴染の女の子が「なんでも真似してくる」という中で、幼馴染のつづみちゃんを可愛くするために、自分も可愛い格好をするのが、透ちゃん。つづみちゃんに着せたい制服という理由で、進学先を決めるヤツ。

真似っ子してくる幼馴染の性質を利用。

男子がスカート履いていることは受け入れられる世界観ではあるけど、絆創膏も一緒にしたいから、わざと転んでケガつくる6歳ってのは、この世界でも異常なんじゃないだろうか。

透は、つづみちゃんの「そういうところ」を利用して、主に容姿を可愛くするために、本人も髪を伸ばして女装しだすわけだけど、それってどうなのか?と思った。

まあ、透も現在の時間軸では高校生で、少し前まではお父さんの中にいたくらいの子供ではあるのだけど、本当に言うべきは、「僕の真似ばかりじゃなくて、つづみちゃんも自分の個性を伸ばしていこう?」みたいな感じじゃないだろうか。

果たして、この世界で「好きな子の真似をする」ってのが、どれくらい特異なのかは分からないけど、読者側の世界に実際にこういうカップルがいたら、「こえー」と思うと思う。

話のラストの方で、二人の心境や関係性に変化があるので、「真似」に関しては和らいでいるのだけど、透は、つづみちゃんが過去の自分の写真を見て、自分の過去の心境に気付かなかったら、透自身からは何か言ったのであろうか。

物語の冒頭での「真似」と、ラストの「真似」では、意味が違っているわけだけど、それでも私は、えもしれぬ怖さと気色悪さを感じた。

つづみちゃん小学二年生の時の回想。

透の女装が始まるきっかけの回想であるが、6歳の女の子と7、8歳の男の子が同じ部屋で透の姉の服を着替えているわけだが、その時の透の目に「性的な眼差し」を感じた。

これは、あくまで私の感想なのであって、透の表情をどのように解釈するかは、人によって違うとは思う。ただ、私は、そんな風に感じてしまって、そこから約10年続く二人の関係性の根本の中の一つに、性的なモノも含まれているとしたら…とか、考えてしまった。

この世界における「彼氏」とか「彼女」という概念も、私達の世界とは少し違うかもしれないが、わざわざ「彼女にして」とか言うのは、そういう意味合いもあるのじゃないかと思う。

まあ、こんな記事を書いているおっさんが一番気持ち悪いと思いますけどね。

はてブのブコメを見ていると、比較的好意的な感想が目立つのだけど、もっとボロクソに荒れてもおかしくないと思うのだけど、凪のように穏やかなもんだ。

まるで平和なようにラストが描かれているのは、わりと狂気だと思う。話の中に悪人が出てこないから、エッジがききにくいってのは、あるんかもしれん。しらんけど。