政治家なんてのは、叩いてやって、なんぼの世界です。どんどんと叩いてやってください。
【森友学園問題】。
「幕引き」なんて戯言が、テレビで政権の犬のコメンテーターが言っていたが、籠池氏の証人喚問の視聴率の高さを考えると、与党議員と維新の会の異様さは、歴然だったであろう。
敬虔なる創価学会員であるはずの公明党の議員までもが、籠池氏を国会の中で犯罪者にしようとしている様は、驚きを通り越して、驚愕であった。
創価学会の教えは知らない。しかし、あまねく宗教というものは、良心や正義が、その前提としてあると思う。籠池氏に、何の容疑もないとは考えない。しかし、国会を私物化し、政治を腐敗している元凶を指摘せず、政教分離というのが大前提ではあるが、正義や良心の体現者たる宗教家である公明党の議員が、証人喚問で呼び出された証人に「偽証罪」を負わせようとする、真相の究明とは真逆のことを、執行しようとする様は、創価学会の教えに反するのではないのだろうか？
それとも、敬虔なる信者であったとしても、国会議員になってしまえば、故郷とも言うべき「学会」は、ただの支持母体となりさがるのか？
全国の正義と良心にあふるる創価学会員の人々は、証人喚問で行われた公明党議員の尋問の様子を、自身の正義や良心と照らし合わせてみて欲しい。もしかしたら、それは、ただの公明党の議員であり、もはや、信者ではないのかもしれない。
正義も良心もない安倍内閣が道徳の教科化なんてバカバカしい。
話が、創価学会の話題にそれてしまったが、安倍内閣なるものは、公明党と連立している事実を鑑みても、すでに、あるいはその開始の時から正義や良心とは、かけ離れた存在だったのかもしれない。あるいは、それらは建前だったのかもしれない。いや、建前だったのであろう。
今や、多くの有権者が、森友学園の一連の事件の真相究明を遠ざけているのは、政府与党たる自民党と、その総裁、内閣総理大臣の安倍晋三氏と、その妻、昭恵夫人であることを、知っている。
もしも、彼らが多くの国会議員がそうであるように、正義と良心の人であるならば、多くの人を巻き込み、全体の奉仕者たる公務員にウソをつかせてまで、答弁させる。「お答えもうしあげます」という決まりセリフが、公務員特有のギャグのようにさえ、思える始末である。
前置きが長くなってしまったが、正義も、良心もない政権、内閣が義務教育の授業の【道徳】に成績をつけるように変更した。ヘソが茶を沸かすとは、このことではなかろうか。
保身のためのウソ。都合の悪くなった知り合いは、後ろ足で砂をかける。会議中に不規則発言をする。真面目に話している相手を笑い飛ばす。数の暴力で、民主主義を否定する。
新たに成績をつけるようになった【道徳】とは、これらのことを肯定するものであろう。そして、そのような【道徳】で良い成績を得ようと、真面目な子供ほど、腐敗しきった【道徳】を学ぶであろう。
未来の社会を担う子供が、真実たる良心や正義を知らないままに大人になることを想像をすると、憐憫の情を禁じ得ないが、社会に、地域に、家庭に、あるいは、ヒトたる生物の根源たる部分に、安倍内閣のように腐敗しきったそれとは違う、汚れなき正義が内在していることを、期待せずにいられない。
今の日本の代表たる総理大臣、内閣、与党に正義というものは、ただの一欠片もないのである。有権者、特に自民党・公明党の支持者は、今こそ、そのことを知り、内省するべきなのである。
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遂に、前年比を割った。悲しい。
