はじめに(ナカノ実験室)。
今回も友人の乱れ蝙蝠からの寄稿です。
コミック担当になった話
私は働いている書店で、担当貰ってからずっと文庫と新書担当してきた。まあ、私の得意分野だし知識を生かしていろいろやってきた訳だが、今年の4月から担当が変わってコミック担当となった。前々から担当が変わる事は告知されていて、ぶっちゃけ少し嫌だったのだが、まだ実用書とかじゃない分マシだったと言える。まだ知識があるジャンルだし。しかし、担当してみて思ったのだがものすごく大変である。毎回の入荷の量が半端ないし、抜け巻チェックとか面倒である。今の時期一番面倒なのは入荷したコミックをビニールで包む、いわゆるシュリンクと呼ばれる作業である。
熱で圧縮して包みこむため近くにいるとものすごく暑い。水分がどんどん奪われていく。冷房もなかなか売り場全体に効かないので、夏の私は汗だくである。ぶっちゃけラーメン屋みたいな臭いがしてきそうだ。早くもうんざり気味である。ビッグタイトルのコミック新刊は200冊ぐらい入ってくるので、早番で勤務する日がコミック大量入荷の日とぶつからない事をいつも願っている。
しかし、仕事を離れた私個人としてはメリットも大きい。毎日入荷するコミック新刊とかチェックの必要があるので、
「あ、このコミック面白そう、チェックしとこう。」
等、今まで知らなかったタイトル等のチェックに役立つのである。ある意味、熟知していた文庫よりも、私個人よりは、やるメリットが大きかったりする。
毎期のアニメ化作品なども全部揃えなきゃいけないので、自然と内容やラインナップを覚える事が出来る。
またあまりにも熟知しているジャンルだと、自分の好みで暴走して、売れ行き度外視した売り場作ってしまいがちなんで、ほどほどがいいのかもしれない。
趣味ではないが、新書の方で、無茶苦茶政治的な主張が激しいコーナー組作って苦言を呈された事があった。
しかし、新しく文庫担当になった人が文庫の知識全然無い人なので、文庫売り場を見て
「作りこみが出来てないな~」
とウズウズしてしまう事がしばしばである。うーん、やっぱり一番精通している人がその担当するのがいいと思うがいかがだろうか。
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