大学院卒ニート、しやわせになりたい。

働かないで、アフィリエイトとか、ユーチューバーで幸せになりたいです。

スポンサーリンク

身勝手な犯行と無敵の人とインターネットの延長線上…すごいマンガを読んだ②。

買うんじゃなかった。以下の感想を書いたマンガのことが、頭から離れない。

頭のモヤモヤとグルグルが離れるまで、感想を書いてみる。

こころに突き刺さって離れないのは…。

主人公達の身勝手な犯行。

マンガなのだから、被害者にわびる気持ちが出てきてもよさそうだが、ついぞ出てこなかった。最後の犯行のときの、絶頂の顔、死を目前にした狂気の顔、そんなシーンなのに、読者を楽しませるためのマンガ表現はされている。

もちろん、当然、作者の手のひらの中のシーンなのだけど、それが怖い。

無敵の人。

どうせ死ぬから何をやっても構わない。被害者への謝罪はないけど、自分たちの人生の憐憫はある。被害者側の立場にたてば、「死ね!ゴミクズども!」と切り捨てることが、できるけど、そう切り捨てることができない何か、モヤモヤがあることが恐ろしい。

インターネットの延長線上。

昨晩気づいたが、主人公達が落ちていった世界、顛末が、その入口にインターネットがあるから、同じ顛末を自分も辿る可能性がある。もちろん、理性の世界において、自分がそうはならないとは思うのだけど、そうなっていく道筋が段階を踏んで丁寧に描かれているから恐ろしい。


これだけ突き刺さる作品だから、きっと名作で、買って良かったと思うのだけど、しばらく繰り返し読んでしまいそうで、怖い。1度、焼き捨てて、それでも読みたくなったときに、もう1度買うくらいのことはして良いかもしれない。

良い本を買った。気づいたこともあった。でも、気づかないほうが良かったかもしれない。いかんなぁ、いかん。