maminismさんからの寄稿です。
しょっぱすぎるスパゲティ
行きつけのパスタの店がある。
パスタ、ピザ、オムライスなども種類が豊富で、ボリュームがあるので、夫がこの店を気に入っていた。
ある時、いつものように食べ慣れたパスタを注文した。
お腹が空いていたせいか、いつもより長く待たされた気がする。
そしてようやく運ばれてきたのだが、食べてみてビックリ!
もの凄く、しょっぱい!!
ありえないくらい、しょっぱい!!
しょっぱすぎて、私はとてもじゃないけれど食べられなかった。
塩分の取りすぎで病気になりそうな程の濃度だった。
たらこスパゲティと、カルボナーラを注文していたが、どちらもしょっぱく、
たらこスパゲティの方が、たらこの塩分がプラスされた分、更に塩味が強かった。
ゆで汁の塩加減がおかしい。
何らかのミスがあったに違いない。
私はそう思った。
そうであれば、他の客にも、このしょっぱいパスタが出されただろうと思う。
とてもじゃないけど、食べられたものじゃなかった。
残すなんてもったいないけれど、無理だった。
お腹が空いていただけに、
お腹いっぱい食べられないことと、
なぜこんなものに代金を払わなければならないのか、という不満で、とても不愉快だった。
食べ物をたくさん残してしまうことにも抵抗があった。
まったく、どれだけの塩を入れたら、こんなにしょっぱくなるのか。
一体どう間違って、こんな味になったのか。
常連だったけど、それ以降、その店には行かなくなった。
厨房で、一体何が起こっていたのだろうか?
食品偽装の時にも感じたが、
外食をすると、作り手が目に見えない。
調理場でどんな事が行われていようが、私たちはそれを目にしたり、気にしたりすることはほとんどない。
そんな料理を何の抵抗もなく食べていた自分を、改めて避難したい気分になった。
お金を払って食事をするのだから、
信頼のおける店で、
美味しい料理を、
おいしく、楽しく、
食べたいものだな。。。