maminismさんからの寄稿です。
人の年齢を描き分ける
子どもの体格と、大人の体格が違うのは、たぶん、意識しなくても、みんなが当たり前のように感じていることだと思う。
10代の体格と、
20代の体格と、
30代の体格と、
40代の体格と、
50代の体格と、
60代の体格と、
70代の体格と、
80代の体格と、
90代の体格は、
たぶん、みんな少しずつ違う。
たとえば顔を見ないで、服装や、歩き方や、背格好や、シルエットだけで、その人の年齢がいくつくらいなのかを見分ける。
そんなことを、街中でやってみる。
体格が違うということは、たぶん、歩き方も違う。歩幅や、歩く速さ。
服装も違う。髪型も、髪質も。
骨格も、筋肉や脂肪の付き方も。
たいてい、だいたいの年齢を見極められるのだけど、
時々、全く見当違いの予想をしてしまったりする。
つまり、顔というのは、一つ、その人の年齢を判断するのに、重要だということがよくわかる。
けれど、その顔を取り除いた時、その人を判断する材料の多さに驚く。
それらの、服装や髪型など、日によって変化するだろう要素を除いた時、
残った要素だけで、その人の年齢がわかればなーと思う。
骨格、筋肉、歩き方などの姿勢。
そのくらい、観察力を磨くことができたら、私が今見ながら感じているものを、キャンバスに表現できるのじゃないかと、思ったりする。