大学院卒ニート、しやわせになりたい。

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保育園に勤務していた時、子どもの幸せとは何かについて考えたこと(maminismさん)。

maminismさんからの寄稿です。

子どもの幸せとは何かについて考えたこと。‏

保育園に勤務していた時、子どものしあわせを一番に考えることに没頭していた時期があった。

子どもに親は選べない。
家庭によっては、子どもと充分に関われない親もいて、そんな子は愛情不足気味だった。
家庭環境が落ち着かない為に、生活習慣が身につきにくい子もいた。

子どものために、親を変えなければ。環境を変えなければ。

その時の私はそんな風に考えていた。

子どもの求めていることと、親が子どもに与えようとしていることにズレがあれば、そのズレを軽減させようとした。


親に働きかけることで、親の子どもに対する見方に変化が出て、子どもに良い影響をもたらすケースも確かにあった。

だから、私の行ったことは、決して間違っていたわけではないと思う。


けれど実際は、限界を感じることの方が多かった。

母親や保護者の考え、行動のパターンは、そう簡単には変わらない。
まして、生活環境や生活習慣なんて、もっと変わりにくい。

そこへ、他人の私がどうこう言って、何かが劇的に変わるものではないんだと、ある時わかった。
家庭環境の中にあるものは、もっと根深く、奥深い。



世の中には色んな考え方の人がいて、育った環境も、生活環境もみんな違う。

その中のどの考え方が正しくて、どんな生活環境が子どもにとって一番幸せなのかなんて、私が決めることではなかったのだ。


では、子どもがより幸せになるために、私はどんな働きかけをするべきなのか。



結局は、自分の人生を、自分で切り開いていく、そんな子どもに育てること。
これしかないのだと感じた。

親の関わり方も、生活環境も、子どもには変えられない。
でも、どんな環境かが大事なのではなく、
今生きている毎日が、自分にとって良いものだと、子どもが感じながら生活していくことが大事なのだ。
自己肯定感とか、満足感とか。


親が毎日ハグしてくれなくても、
貧しくても、
それを不満に感じることにとどまらず、

それを前向きに受け入れていく力が必要なのではないか。


親は親で、それぞれに悩みやしんどさを抱えている。
だから、親に求めすぎるのはよくない。


結局は、自分次第なのだ。
自分で、自分の置かれた状況を客観的に理解し、受け入れ、改善しようと努力する。
そんな力や考え方を子どもたちが持てるように、手伝う。
私ができるのは、そういうことなのではないか。


その子の家庭環境を悲観的に見て、良くするために変えようとするのではなく、

お母さん、お仕事頑張ってえらいね。と、
子どもに良いものをフィードバックして、現実を受け入れていくことを促す方が、現実的なのかもしれない。