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老害という言葉が嫌いな理由を掘り下げる。

どうも最近溢れる「老害」という言葉が嫌いです。ブコメとか2ちゃんねるのレスを見ていると、それを使う人も嫌いなんだと思います。嫌いというか、魂をかきむしられるような気がします。

せっかくなので、その理由を掘り下げることに。

敬老の意思がない。

基本として、老人は老いていることは敬われ、若者は若いという部分は許されるべきだと思う。個人的考え。

そもそも個人を指す言葉ではない。

老人の組織に占める割合や、みんなが集まって「老害」であって、人は指さない。意味の拡大解釈において、暴力性を帯びることは、他の言葉でもあるはず。

カジュアルに老人をDisる。

本来の意味を外れてムカつく老人をDisる。老人の個人的主張も、自分が気に食わなかったら「老害」とDisる。はたして、アニメ界や映画界の重鎮の意見が、社会に対して悪影響を出しているのか?

「あのジジイの意見はムカつく。年寄りは頭が硬い。」などなら、まだ良いかも知れない。

自分も老人になる。

結局、上の世代をDisるのは、未来の自分をDisっているのかも知れない。

言葉の意味を調べてみると。

比較的、新しい言葉だからか、本来の意味とは違う拡張的な利用もされている。その辺りのことが以下のように書かれてました。引用です。

『老害』とは、高齢者に対する蔑称である。反意語に老益がある。

本来は、世代交代が図れず老朽化した『組織』に向けて使われる言葉である。

転じて、能力の衰えた高齢者が社会や組織の中に居座って活動の阻害をする際に使われる。
老害とは (ロウガイとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

この中で、『蔑称』を調べてみると、以下も引用です。

蔑称(べっしょう)とは、特定の人物や、特定の特徴をもつ人や物事を蔑んで(馬鹿にして、見下して)呼ぶ言葉である。特に、別に正式名称のある場合の別名をこう呼ぶ。特定の社会集団、民族集団、人種集団、宗教などを差別しレッテル貼りを行うために用いられる。
侮蔑 - Wikipedia

この辺りが私な嫌いな理由に直結している…とも思えました。社会現象を論じる時に、蔑称はいかんだろ。もとは、組織や社会の高齢化を指す言葉が個人に対して使われる時に、心が削られるようなモノを感じます。仮に「公害」という言葉が、特定のグループや、個人を指すようになったら、問題であるような。そういう部分を感じます。

老害は老害であり、特定の人を本来指さないのであれば、「ムカつくジジイ」、「腹が立つババア」、「死にかけ」、「墓入り前」とか、そういう最もらしくないDisの方が、まっしな気がします。

老害という、もっともらしい言葉が本来の意図を外れて、カジュアルに使われて、無関係のお年寄りが巻き込まれて傷つかないことを願って。

いつの頃だろうか。インターネットで、特に老害という言葉を見かける。