大学院卒ニート、しやわせになりたい。

働かないで、アフィリエイトとか、ユーチューバーで幸せになりたいです。

スポンサーリンク

人間失格(太宰治)のはてな版感想雑記。

恥の多い生涯を送って来ました。
 自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。

太宰治 人間失格


やみいち行動」という演劇企画で、今度、「人参失格」という演劇をやるもので、太宰治の「人間失格」を初めて読みました。


読み終わって終わったのは、三沢文也さん (id:TM2501)が、大酒を飲みまくり、女にモテまくりだったら、はてな版・人間失格と言えるのじゃないか?ということでした。

だがしかし、現代において「女にモテる」、異性にモテるというのは、そこが突破できていれば、人間合格、リア充なんじゃないか?と思います。

また、人間失格の主人公、葉蔵も【おくすり】があれば、人生が変わったのじゃないか?なんて考えてました。酒と覚醒剤の間がなかった時代が「人間失格」だったのじゃないか?と思います。


以下のようなエントリを読んでました。

渋谷に来て3ヶ月間で3回失恋しました…(>_<) - サイバーメガネのサザンクロスシティ


これを読んで、サイバーメガネさん (id:cyberglass)が、女性にモテるという意味で、「人間失格」的かな?と思いました。しかしながら、失恋したとは言え、女性にモテるという意味では、現代の人間失格とは少し違うように思えます。

ただ、氏が【おくすり】をオーバードラッグしているらしいのは(最近は、そんな話も聞かないですが)、人間失格の終盤っぽいようにも思えます。

ただ、「人間失格」の中で語られる『天使』というイメージを考えてみると、私の中には、氏が悪者(わるもの)であるイメージがあるので、人間失格的じゃあないのかも知れません。

人間失格 (集英社文庫)


つい最近、以下のエントリを読みました。

アニメと社会に母親を自殺させられた。だが、私は一人の男だ - 玖足手帖-アニメブログ-


グダさん (id:nuryouguda) こそ、人間失格的だ…と思ったので、以下のようなブコメをしていました。

アニメと社会に母親を自殺させられた。だが、私は一人の男だ - 玖足手帖-アニメブログ-

想像の10倍の言及だった。本人には不本意かもしれないし、否定的意味合いはないのだけど、「平成版・人間失格」という言葉が思い浮かんだ。元記事よりも、多くの人に読んで欲しいエントリ。 #拡散希望

2015/05/30 16:55

【失格】という言葉の印象から、肯定的な意味合いを伝えるのは難しいのですが、私の中のイメージが合致したのは、絶望の深さと、どうにかなりそうで、どうにもならない感じと、そして、大げさな表現になるかもしれませんが、先述した「天使」という言葉に100%と言わなくても、イメージが合致したからでした。

彼なら、仮に女にモテたとしても、現代の人間失格のイメージは残されるかも知れません。また、太宰治という最終的に心中した人の代表的作品のイメージを語るのは、失礼に思えるのですが、生きて、書いて、そして評価されるべきだと思いました。

彼の持っているモノは、きっと私にはなく、私が持っている幾ばくかのものは、彼は持ってない。仮にそれらを補間しても、何が生まれるのかは分からないのですが、歯がゆさも感じることがあります。


このエントリで、三者のIDを紹介しましたが、共通するものがあるとするならば。私は彼らほど絶望してなく、また、持ってないので、羨ましくもありますが、人の向き不向きなのじゃあないかと思います。

演劇と関わっていることは、小さなアイデンティティですが、より濃い世界に憧れるのかもしれません。

弱虫は、幸福をさえおそれるものです。綿で怪我をするんです。幸福に傷つけられる事もあるんです。傷つけられないうちに、早く、このまま、わかれたいとあせり、れいのお道化の煙幕を張りめぐらすのでした。

太宰治 人間失格