これは私の持論なのですが、想像ができて実行可能な不正行為は誰かがやっている…と思ってました。以前、以下のような記事を書いてました。
これは、はてなブックマークを使ったスパム行為が再び顕在化して、議論も再び行われていた頃でした。まあ、「1ブクマ10円とかあるのじゃない?」と書いてたら、実際にインターネット在宅ワークなどで、そういう案件が出ていた…という事例でした。
インターット的に注目を集める方法として、匿名ダイアリ(通称『増田』)を使った方法論もあるのじゃないか?というあたりを書いてみます。
ちょっと前に「実は増田でした」とか、或いは「増田を出てはてなブログを始めました」という記事を幾つかみました。それらの記事の反応を見ていて、違和感を感じたのは、以下の引用部です。
ブコメなどを見ていても、「本人乙」とか「自演乙」ってのは(私以外は)あんまりないみたいで、もしかしたら、『種明かし』であるというウソをつけば、すんごい悪いことをできるのじゃね√のと思った次第です。
種明かしは信じられるという心理効果と実証不可能な匿名性。 - 伝外超スデメキルヤ団劇
「どこから信じるのか?」と「どこまで疑うのか?」の溝だと思いますが、匿名ダイアリだから絶対的に疑う…というのは極端ですが、じゃあ何故信じるのか?は、一考の余地があると思って書いてました。列挙してみると…。
- 真実の告白はウソじゃあない。
- わざわざそこまで回りくどいことはしない。
- 匿名ダイアリ内でなりすまし行為は行われてなさそう。
という感じでしょうか。ただ、これらは機能的に不可能じゃあなくて、書き手を信じる心の心理的背景でしかないように思えます。
引用した私の記事では、読んだ記事としてIDコールを飛ばしていたので、ここでは飛ばさないですが。また、匿名ダイアリに自分の記事を載せてみたら、リライトされた…というのは真実だと思ってます。
しかし、起きた現象の方法論を抽出してみると…。
- 自分のブログに記事を載せる。
- 同じ内容を匿名ダイアリに載せる。
- ブクマなどの注目が集まらなかったら注目されるまでリライトを続ける。
という方法論で達成されそうです。ここまで考えて、「流石にこれはめんどうだな」と思った訳です。
実際にやってみようと考えた例。
手間でも、面倒でもリライト記事と元記事をはてなブックマーク的に注目を集める旨味はアサマシエイト的に存在します。また、現象を確認するために、自演行為を自分でやってみようかと思ったのですが、あまりに不誠実だと思い実行しないことにしました。
でも、折角なので、やった場合はどのように自演したか?というサンプルエントリを書いてみます。草案の段階なので、ちょっと短めです。
このブログに投稿する記事『大学時代に助教授の部屋を掃除した時に感じた価値観のギャップ』。
もう10年以上前ですが、私が大学生の時に、助教授の部屋を掃除することがありました。当時は、まだ准教授という言葉ができる前でした。どうして助教授の部屋を掃除する理由があったのかは分かりません。忘れました。
その時に衝撃的だったのは、部屋から大量に「ある新聞」が出てきたのです。私自身は別になんとも思わなかったのですが、当時の大学院生の一人がすごい険しい顔をして、「勘弁してほしいわ」みたいな否定的なことを言ったのが印象的でした。
当時は(今も)演劇をやっていたので、その体験を元に親同士の支持政党が違う理由で結ばれない悲恋の物語、現代版ロミオとジュリエットみたいな話を書こうかなと思ったのですが、結局、書きませんでした。
匿名ダイアリに投稿する記事『大学の助教授が赤かった』
今でも時々思い出すんだけど、学生の時に助教授の部屋
を掃除したら、山のように赤旗が詰んであった。全員ドン引き
ドン引きしながら、縛って捨てた
思想信条は自由だから、別にいいんだけど、こっちは学費を
払って、公立の大学に通ってんだから、最低限はわきまえて欲しいわ
京都だから真っ赤っかだったのか、分からんけど、こういうのは
他府県でもあんのかねえ
匿名記事が仮にバズったら種明かし(自演)。
仮に匿名ダイアリに投稿した方が、はてブ数を集めたら、『書いた増田だけど、この記事を参考にして書いたのよね。ボヤかしている部分を想像して補間するtest』みたいなことを書いて、注目を集めた記事と、元記事をリンクした上で、元記事への注目度も増すようにする。
まあ、かなり手間だけど、継続的に行って50~100ブクマがつく記事を何個か作ることができたら、あまり好まれる表現じゃあないけど、ブログアカウントの検索評価が上がって、検索訪問が爆釣り状態になる可能性もあるかも知れない。
おしまい。
同じ方法論で、自分のブログと敵対する人格を作って、セルフ増田粘着を行うことも可能なのだけど…仮に第三者が善意の通報をしてくれた時に、通報結果の報告として「両者とも同一人物でした」というリリースがされたら、最大限のオチになるかも知れない。
ただ、匿名ダイアリの利用規約に、なりすましや、自演行為などなどが禁止事項に入っているか分からないので、行うとそれなりのリスクがある。
複数メインアカウントを使ったはてブスパムまで想像できても、実際はサブアカウントレベルだったりしていて、現実は想像に追いついてないのかも知れないが、2つ以上の文章人格を使いこなせたら、匿名ダイアリを使って、効果的な自演行為を行えるかも知れない。
それらが現在行われているか否かは、外からIDを確認できない一般ユーザーは分からないし、それと同じレベルで、私が匿名ダイアリを使って自演をやってないということも証明できない。もしも、この記事を読んで「yarukimedesuはそんなことしないだろう」と思った人がいたら…そこに隙と溝があるかも知れない。
ちなみに『大学の助教授が赤かった』は、急造品だから、もうちょっと文章人格を別ける必要はあるかも知れない。