先日、はてなのお問い合わせからメールを送ってました。以下の記事です。
その返信の中で、匿名ダイアリからの嫌がらせ行為などにおけるガイドラインの作成等が検討中とあったので、ユーザー(私)からの意見、アイデアを文章にしてみます。一応、匿名ダイアリとはてなダイアリ、はてなブログ、その他個別IDが表記されるはてなのサービス間との揉め事を前提とします。
なぜ、そうするのか?
匿名ダイアリとの仕組みの違いです。相手が特定できない以上、議論を交わすには対等な関係じゃないので、ユーザー間の揉め事では別枠で考えた方が良さそうです。実際に、匿名ダイアリを見ていると「IDが表示される場所では書けない」という書き込みもあります。それはメリットですが、他の人の攻撃に向けられた時に、恐ろしい攻撃力に転じてしまうと思います。
何を嫌がらせとするか?
はてなの中の人も、その部分で悩まれているのじゃないか?と思います。基本的に「嫌がらせ」というのは、当事者で受けた側しか判断できないと思います。運営会社として「嫌がらせではない」という判断はとても難しいと思います。なので、受けた側が「嫌がらせだ」と報告した時点で、該当のIDには注意・勧告が行われるのが良いのじゃないか?と思います。
嫌がらせに該当する要件。
- 個別IDやハンドルネームなどそれに準じた形で対象を特定し批判的攻撃的言及をする行為。
- 個人を特定できない場合でも、意図的に対象に見せつけようとする行為。
- はてな上でのコメントやツイッターその他Webサービスでの現在と過去の行動を補足して、批判的言及を続ける行為。
- 故意に対象を感情的にさせようとする文章(煽りなど、判定が難しいですが)
などなど。嫌だと思った時点で「嫌がらせ」とする一方で、具体的な事例を積み上げておく必要があります。
初期の意思表明。
匿名ダイアリでの言及が必ずしも嫌がらせ目的じゃあないと思います。ちょっとでも嫌だと思ったら即通報が横行し過ぎると、今度は通報するという行為が氾濫すると思います。我慢する必要もないですが、初期対応として、「あなたからの継続的な言及を望まない」という意思表明をするのはどうでしょうか。
それでも、継続されるなら、それは嫌がらせ行為と認定しても良さそうに思えます。スルーするのが一番…という意見もありますが、スルーしても継続する場合があります。受ける側が嫌だと思っていても、本人は好意のつもりである可能性もありそうです。
余談・はてなHELP(助けて)のような仕組みの構想。
以上を踏まえて、匿名ダイアリからの攻撃に関わらず、ネット上で「しんどい」思いをした時に、レスキューを呼べる仕組みがあっても良いのじゃないか?と思いました。名前をつけるなら『はてなHELP』。人力検索を使う方法もありそうですが…。「これで困ってますが私の側の悪い部分を冷静に教えてください」という質問を立てるとか。
はてなHELPを使ったら、レスキューの向き・不向きにより2次火災が起きそうな気もしますが、それらはまた別の機会に考えたいと思います。
おわりに。
id:feitaさんが書かれた以下の記事で、最近起きていたことは解決し、今後に参考となる事例ができたと思います。
しかし、冒頭に書きました通り、はてなの中で、「ガイドラインの作成等が検討中」であるならば、ユーザー側でも継続的に考えた方が良いと思っています。そういう意味で、この記事は、多くの人に読まれたいと思っています。
なお、匿名ダイアリを題材にして書きましたが、そこで行われた継続的な攻撃行為を問題だと思ってますが、匿名ダイアリというシステムや、その利用者を毀損するつもりはありません。上手な使い方をすれば、とても楽しいインターネッツだと思っております。