だいぶ前に、カッとなって楽天ブックスでとあるマンガを買って、その中の一遍は、ジョジョ4部小説「ザ・ブック」における『禁断領域』と言うべきか、嫌な思いがフラッシュバックするので、読まないようにしております。
鮮烈にイメージだけが残っている。
そのマンガのことは、時々しか思い出さなくなったのですが、私の心のトラウマになりかけた一遍とは別のエピソードが、非常に対称的な話であることに気が付きました。まあ、どちらの主人公達も、広い意味で同種の犯罪に手を染めるのですが…。
私が衝撃を受けた話は、インターネッツでも話題になった話ですが、大学生活の中で人生に絶望し、共依存と言うか、欲情が共振するというか、自殺を前提として、被害者のことを顧みない無敵の人に転ずる話だったと思います。無敵とは、マリオのスター状態とかポジティブなイメージがあるので、捨て鉢になって他の人に迷惑をかける人達に使いたくない…という思いがありますが。
それとは別に、同じく大学生で、こっちのエピソードでは三人組ですが、望んだ姿になれていない、自分達の状況を悲観するのじゃなくて、自分達を変える努力を行った結果、前向きに生きていく三人組の話がありました(ただし、この三人も犯罪者)。
スタートの時点で、二人組か三人組か?また、サークルに入っているか?の初期のポジションの違いはあれど、同じ欲望を持っていても、結果たどり着く先が違う。同じ犯罪者としても、扱っているテーマ的にダークとライトの話が収録されている…と、気付いた訳です。
まぁ、ポジティブになった三人組も犯罪者なので、手放しにほめることはできない訳ですが…。はたして、ここまで考えまくるとは…購入する前は、思わなかったですが。あのエピソードはやはり禁断領域ですが、買ってよかったです。
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…ちなみに、マンガのタイトルなど固有名詞を全く出さないで感想を書いてきたが、「こいつ!○○○。○○の××××××を読みやがったな!」という反応が全くなかったです。こういうエア漫画感想文みたいなのを書いて、ブコメで「××××××ですね、分かります。」みたいなのが付くくらいのブロガーになりたい、なあ。
いっそ、懸賞みたいにしたら面白いかも??