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タモさん小説の感想。

笑っていいとも!とは関係ないのだと思いますが、以下の小説?を読んでました。

実際、かなり面白くて、冷静な思考と歯ぎしりに近いものを交互に交えながら、注意深く流し読みをしたので、もう1回読んでみました。その感想を書いてみます。

お昼の最終回をベースに書かれているのだとしたら、関○勤というキャラクターが出てきそうですが、記述されてないだけで、会場にはいたってことでしょうか。

以下は、気になったところを引用しつつ、そこに関して感想を記述します。

しかし、男には普段と比べて特別な感情などなかった。緊張も感じない。明日から少しばかり仕事が楽になるだけ。

最近のいいとも!を具に見ていれば、このあたりの記述も変わってくるように思える。タモさんの言葉を拾ってみるなら「まだ実感がない」、「緊張は一応している」などなどが思い浮かびますが。『楽』という言葉は聞いた覚えがないですね。

「いいですか、お客さん。今から僕達がこの人を悦ばせようと思います。それを生放送で沢山の人にご覧になっていただきたいと思います!」

こんなこと言わない。生放送でやれば大問題になるし、制作サイドは止めなかったのだろうか。制作サイドもグルになっているとしたら、『生放送』と行っているけど、実は放送はされてなくてテープに記録されているとか?

「は? ちょっと言ってる意味がわからない。これ解いてくれないか」

物語の重要な転換点に思えるけど、展開の方にキャラクターの発言が寄ってしまっている気がする。かの人物がモデルになっているなら、彼の方が逆の立場になる展開もあるのじゃないだろうか。

かの人物が繰り返し発していた言葉は『感謝』だった。

「おい、あまりふざけるんじゃない。いいから俺を解放するんだ」

非日常を描いている訳で「んなわけない」と言ってしまえば、それまでだけど、そもそもタイトルが『俺のタモさんが(ryなわけがない』なのだから、そもそもあり得ないことが描かれているのだから、セリフに違和感があっても、そっちの方が正しいのじゃないか…と思えた。

しかし、32年を経て出た言葉が『感謝』である重みを考えると、一つ前に引用したセリフとこのセリフの間に腹をくくって、ここで登場人物の関係性が大逆転して、時の総理大臣がアルタにかけつけてしまう…くらいのドラマティックな展開もできたかも知れない。

タ◯リは思った。明日もあるのか……。

このラストは「惜しい」と思った。最近のかの人物の言葉で印象的なのは「4月1日も楽屋の整理でアルタに来ないといけない。本とか時刻表とか家に運ばないといけない」みたいな言葉があったから…「楽屋の整理しなくてよくなったか」みたいなセリフの方が、タモリ通は喜ぶ気がする。

おわり。

32年という時間を抜いて考えれば、生放送の番組の最終回に、共演者やスタッフが乱心するというありえない状況だけど定番のネタにタモさん関係のキーワードを散在させた感じだろうか。

例えば、女性共演者はどう思ったのか?とか、乱心するのがテレフォンに車椅子で人形を運び込んだ人だったり、それを眺めながら傘がない人がギターを奏でるとか…と思ったのだけど、マニアックじゃないからライトで楽しめるのかも知れない。

パロディをするなら対象への深い観察が必要じゃないか?と思えたのだけど、そうすると逆に読み手のハードルが上がるだけなのかも知れない。また、色々な番組名などが、散在している部分は面白かったのだけど、物足りなかったのは、対象をリスペクトしているのか、あるいはヘイトしているのか、そういう匂いの部分だった。どちらも書いた人には存在しているけど、文章には反映されてないのか、はたまた私が嗅ぎ取れてないのかは分からないけど、そもそも狙いとしては、必要なかったのだと思う。

『笑◯ていいとも』が終了しないという部分に上手く着地しているけど、攻守が逆転してしまうような、そんなドラマティックな展開も読んでみたかったように思えます。