ブログ記事、文章が持つ攻撃性の研究。

単行本には収録されてないのですが、デス・ノートが連載終了後に、映画公開のタイアップ読切があって、突如現れた新キラを撃退する方法が印象的でした。有象無象のインターネッツ、ブログの中で、一発で、効果てきめんでブロガーとしてのネット人格を吹き飛ばすというような、魔法の言葉はないかな、と時々考えます。

例えば、性格が悪い…とか。

意味不明な前置きはさておき、先日、以下の記事を読んでました。

クソみたいなはてなブロガーについて - まつたけのブログ

ヘッドラインを読んだだけで、「や、やべーｗｗやばいこと書いてあるｗｗ」と思って『流し読み』したのですが、更新停止したと思われたブロガーが、復活フェニックスされたのは、不思議な気持ちでした。まぁ、それもブログのあるあるかも知れませんが。

先述のエントリは、内容は攻撃的で、IDコールはしないで、相手のブロガーの特徴？を書き連ねるだけで、エアリプライのようなそんな文章でした。上品とは言えない感じで、すごいDis成分が強い、むしろ、Dis以外のモノがほとんどないエントリですが、私は、自分のことも書かれているのじゃないか（話題性を持たせようとして必死すぎる無職など）、ハラハラ、ハラとして読んでたのですが、たぶん、私のことは書かれてなかったです。その他のブロガーのくくりにされている可能性もありますが…。

まあ、私は書かれてないとして、当事者の人と眺め方が違うと思うのですが、麩菓子を食べながら読むような余裕はあったと思いますが（麩菓子って言いたいだけ、なぜなら、名作四コママンガ『×-ペケ』で麩菓子の話が好きだったから）、昨晩、冒頭のエントリを精読（いやらしい意味じゃない）してみたところ、書かれている内容ほど、突きさってくるくるモノが少なかったです。

ここでいう「突き刺さる」とは。内容じゃなくて、字面、段落の、文字のブロックの構成の仕方で、開いた瞬間に、心に突き刺さる文章が私にはありまして、そういう文字を記号、或いは模様と考えた時に、突き刺さってくるものです。

或いは、ブログライティングならではの作法、口語による話言葉、改行数、文字装飾等々を含めて『印象』かも知れません。先に結論を書いてみると、「ひどいDisの内容なのに文字の運び、装飾、見出しは読みやすくなるように工夫されているから、突き刺さらない」という感じです。

Disを読みやすく、わかりやすく、流し読みでも要点が分かるように太字で強調表示されているとか、1周まわった、或いは、本当は歪んだ情念なのかも知れませんが、実例はあげないですが「このブロガーは読み手のことを全く考えてないのか！？」と思えるくらいに、改行や、段落変更が極端に少ないブロガーもいると思います。文章も相性もあるかもしれないですが、読む前に、精神に突き刺さってきて、平静な気持ちで読めないブログもあります。

それらに比べると、冒頭のエントリは（私が内容に関わってないのはありますが）、苛烈な内容なのに、突き刺さってくるモノが少なかったな…というのが、昨晩精読した（いやらしい意味じゃない）感想です。

まとめてみると。

改行で行間を開けることでの、読みやすさ。
書き手、読み手の相性の問題。
見出し、太字の強調表示など流し読みできる読みやすさ。

という感じでしょうか。あと、Googleアドセンスを表示させているのに、禁止コンテンツを辞さない書きっぷりも、爽快なのかも知れません。内容を考えると、三桁ブクマに到達してもおかしくないようにも思えますが、私が最後に確認した時点で50ブクマくらいなのは、燃えそうで燃えない、ライティング術が可燃性を抑えているのかも知れません。

ただ、結果として、エアリプライが本人に届きまくっているのは、まつたけの人が狙ったことなのかは分からない部分です。IDコールをしていない、名指しはしてないのに、なぜ届いたのか、読んだのか、カルマが深いです（カルマって言いたいだけ。カルマと言えば、暗殺教室の赤羽カルマが赤面したｗｗというジャンプ感想を書いていたら、その週は検索からのアクセスが増えました）。