「私は誠実に、真面目に生きてきました。この私が地獄だとは何かの間違いでは?」
「間違いじゃないよ。」
「どうしてですか?私は、どういう悪行を。」
「お前、はてなプックマーク使ってたよね。だから地獄行き。」
※閻魔大王はロリ幼女です。
「はぁ!?」
「ひどいことたくさんしたね。」
「はてなブックマーク…。」
「違う。はてなプックマーク。自分が使ってたWebサービスくらい覚えておけ。くそむしめが。」
「す、すみません。」
「はてプ利用の罪で地獄めぐりな。」
「ちょ、ちょっとまってください。なぜ、はてプを使って地獄行きなんですか?私以外にも、沢山使っていた人はいると思います。もしかして『これは、これはひどい』タグを使いすぎたとか、そんなんですか。『これは、これはすごい』タグとの利用比率で、ロウ・カオス、カルマの変化があるような。」
「違う。」
「あ、そうですか。」
「いいから、地獄にいけ。死ね。」
「そんな、納得できませ。」
「いいか。はてプは、その性質が先ず、罪なんだ。元々は、オンラインブックマークとして登場したけど、どんどんとコメントツール的な意味あいが強くなった。炎上、拡散、思いのまま。栞が元の機能なのに、みんな、後で読まないで、つばを吐くように、コメントを吐き捨てるようになった。」
「それが罪なんですか?」
「いいや、それだけじゃあない。」
「では、どういう。」
「単純に言うと、地獄に落とした罪を持つ者は、地獄行きになるのじゃ。」
「え、どういうことですか?」
「お前は、気づいておらんのか。情けないヤツめ。死ね。」
「もう、死んでます。」
「お前は、生前、顔も知らぬ誰かをインターネッツ地獄に叩き落としてきただろうが。」
「へ?」
「まだ、容疑者なのにインターネッツに本名が出て、それをお前らのような愚か者がはてプすることで、罪のない者が何人、生き地獄に叩き落とされてきたか。ええ。正義の炎上は暴力じゃあないのか?その炎とこの炎の違いはなんだ、言ってみろ!」
「熱い!」
「そういう訳で、お前は地獄行きなのじゃ、分かったか。」
「じゃ、じゃあひとつ聞いていいですか?」
「なんじゃ。」
「では、はてプを使っていた人は、みんな、地獄行きなんですか?」
「そうじゃない。オンラインブックマークの本質を忘れて、悪意の拡散をした者が地獄行きなのじゃ。」
「じゃあ、ちゃんと後で読む、時々読む風に使っていた人は、地獄に落ちないってことですか。」
「そうじゃ。」
「トホホ。ツイッター連携とか、スターとかで、調子こいて上手いこと言ったり、斜め上を言おうとするんじゃあなかった。ちゃんとブックマークとして使うべきだった。」
「まぁ、そんなヤツおらんがの。」
「へ。」
「さぁ、もう行け。今まで言わんかったが、お前は臭い。臭い。」
「そんなぁ…。」
「臭い。早く去れ。」
「トホホのホ。」
「さぁ、次の者を連れてこんか。何ぃ?FC3ブックマーク?なんじゃ、それは、初めて聞くのぅ…。」