俺の中学校がテロリストに占拠されたのはどう考えてもテロリストが悪い！番外編
「君らの中でチョロチョロと動き回っているネズミがいるらしいが、男らしく勝負をしようじゃないか。」
誰かの声がしている。思えば、このセリフが聞こえるまで、到達するまでに、なんだかんだ忙しくなって途中でやめてしまっていた。そもそも、起承転結を１文ずつ増やしていく小説実験だったけど、自分スパムのように、小説ブログを荒らしてしまったから、それもやめてしまった。
ブログ。なんてものが数年前に流行った。今も流行っているかも知れないけど、とんと創作系のブログは見なくなった。観測範囲が変わってしまったせいかも知れないけど、あの頃のインターネットは楽しかった。今は、ただただ、憎悪を拡大させているような気さえする。
なんの話だっけ。
だけど、本当の終了というのは、もう二度とブログを更新しないような状態。ブログ死亡になった時だ。中の人は、本当に死んでいるのかもしれない。ブログに例えた場合だ。思えば、この世界は、ブッコメークで展開希望がついたら、それに応じて内容を変更していくというアサマシエイト的な発想で、始めたのだが、あの男すらブッコメークしなかった。だから、当初の予定通りに75話まで、余談をしまくりで伏線をブン投げながら進めてみた、途中からアホらしくなってやめていた。
だけど。なんとなく再開してみよう。「ブクマ乞食実験小説」というアサマシ的な発想はやまて、リスタートしてみよう。これまでの話は、きっと「俺の中学校がテロリストに占拠されたのはどう考えてもテロリストが悪い！」でググれば出てくるはずだ。
ともかく最後まで完成させて、完成したら、世界一雑な電子書籍として販売して、秒速で稼いだる。稼いだる。
…誰かの声がしていた。この物語の主人公・仁和寺マサルは目を覚ました。もちろん、彼のフェイバリットスペース、校内B地区のトイレの中でだ。そして、物語のヒロイン昇竜拳マサコは、己の槍術を試し、屋上物置から脱出していた。また、第三の少女・整骨院マサ美は覚醒し、光を発していたのだった。
