白菜。
お芝居の練習の裏側。特に、即興劇の裏側ってあんまり知られないと思うので、稽古や本番の時に、パソコンにメモしていたことを公開してみます。私が演じた羊男ならぬ脳男に関してです。
長台詞草案(暗記して言ったワケじゃないです)。
戦後、日本人が行ってきた失敗を振り返ってみると、大きく二つに分類できます。それは、キャラクターの設定を凝り過ぎることと、小道具を用意し過ぎること、です。
元東京都知事は小道具の失敗です。
本来ならば稽古をしていくなかで、捨てられていく設定は数多くあるのですが、今回は、それらを捨てずにチャレンジしてみます。
…あの日から、この街には雨が降り続いている。さらに限定的に表現するならば、下鴨ラッキー、百万遍モナコ、元田中デマッセを結ぶ左京区パチンコ・デルタ地帯には雨が降り続いている。
僕の名前は脳男。能年玲奈ちゃんにそっくりな男…の略ではなく、脳・男。英語で表現するなら、ブレイン・マンだ。もしも、沢山いるならば、ブレイン・メンだ。頭がよいから、脳が頭蓋骨からはみ出している設定だが、今回の世界感にはマッチしていない。
- 別案「能年玲奈ちゃんがヒゲ好きだと聞いて俄然興味を持った男」
僕は普段はブラック企業や日本社会にとって都合のよい人間を量産する仕事をしているが、副業も沢山している。その一つがこの部屋に住むことだ。この部屋は、ずっと雨漏りがしている。雨がやまないから、雨漏りもやまない。朝起きると、三つの茶碗を滴りの下に並べる。四つ目の滴りが落ちてくると諦める。この不自由な部屋に住むことで、大家から月三万円貰い、健康診断も無料で受けさせてくれて、若布もどっさりと送ってくれる。
もう一つの副業は、これを作ることだ。毎朝、雨漏りのせいで、びしょ濡れになっていて、なかなか、完成に近づかない。水気をとって乾く頃には、日が暮れてしまっている。なかなか完成しないが、これも月3万円貰える。あの日から、こんな生活を、もう2年も続けているが、いつか終わりが来るのだろうか?
…急に連絡があったけど、そろそろ来る頃かな?
シーン中のキーワード。必要なイベント。
すき焼きに囚われていた期間。
16年前の出来事。
眞鍋が現れた時に聞く。
何をやっているのか?
結婚をしたのか?
あのスキヤキを覚えているか?
うる星やつら、まつたけのスキヤキ
アイデアメモ。
雨漏りする部屋。爆弾を作っている。毎月送られてくるワカメ。月に1度の身体検査。
脳男の方で、うしろ暗い過去がある。16年前に何かがある。
主人公との関係。
すき焼きが食べれなくなった。かにすきなら。
ブラック企業の話は、あんまり面白くない。
稽古中のメモ。
社員教育
↓
眞鍋つくる
活力
ブルースリーの物まね。
ブリーフの素材が中国の鳥。羽毛の呪いで人が死ぬ。
本番前のメモ。
すごい
きもち悪い
やるきに満ちた
きょうとう
す
き
や
き
す
き
や
き
事務所の入り方のギャグ。
社員教育三つ目。
おわり。
結局、村上春樹作品に『脳男』なんていねぇぞ!というツッコミはなかったなー。